
©TOYOTA
2025年WRC第9戦フィンランド、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀は、WRC2部門5位でフィニッシュした。ステージウインもマークするなど大躍進を見せたこのラリーを振り返ってもらった。
──ラリーフィンランド、お疲れさまでした。今回はエストニアに次いで“覚醒感”があったのではないかと思うのですが?
本当に、間違いなく今まででベストのラリーだと思いますし、自分の中でもひとつ殻が破れた感覚はあるので、すごく良かったと思います。
──今回、一番ポジティブだったことは?
一貫性は失わずに、プッシュできるところでしっかり、エストニアでちょっと足りなかった部分を短い期間で改善して、トップと同じレベルまで持って行けたステージがあったことが、自分にとってはかなりの収穫だったと思っています。
──次の参戦予定は?
ヨーロッパ選手権のラリークロアチア(10月3日〜5日、ターマック)、その後はWRCラリージャパンです。
──今季、「殻が破れた」状況で、ここからどのようなことを目指していきますか?
やはり一番目指したいのは、ラリージャパンでの表彰台です。決して不可能ではないと思いますし、自信はつけてきているので、今回は5位でしたが、ひとつでもいい順位を獲れるように、今シーズンの残りのラリーも頑張っていきたいと思います。
(Keiko Ito)