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ヒョンデが2026年のWRC参戦継続を正式表明

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデは、2026年もWRCへの参加を継続することを表明した。

今季第9戦ラリーフィンランドの会期中に明らかにしたもので、同じタイミングでワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)は、2027年の新規定導入に先立ち、2026年を最終年度として既存のラリー1車両の技術規則を継続することを承認した。特に注目すべきは、2026年のシャシー開発において、ふたつのホモロゲーション・ジョーカーを認める措置が、WMSCとWRC委員会の双方によって承認された点だ。FIAはこれについて、「参戦者にとってのコスト効率を確保するとともに、ラリー1の最終年度を通じて激しい競争を促進する」と説明している。

ヒョンデについては、13年目の参戦が疑問視されており、活動継続のカギは、ジョーカーを使ってヒョンデi20Nラリー1に大幅な変更を加えることが認められるかどうかにかかっていると見られていた。

「ヒョンデ・モータースポーツが2026年もWRCへの参加を継続することが決まり、うれしく思う」と、ヒョンデ・モータースポーツのシリル・アビテブール代表はコメントを寄せた。

「この決定は、最近のイベントで築いてきた勢いとFIAの規則面での支援を反映したもので、これにより、我々のラリー1車両をさらに開発し、最高レベルでの競争力を維持することが可能になる。1年、開発ができるシーズンが増えたことで、より自信を高めてヒョンデ・モータースポーツの未来を描くための時間が与えられたことになる」

トヨタの2026年の参戦継続は確実なものとなると見られている一方、Mスポーツ代表のリチャード・ミルナーは以前、メディアに対して「それが、我々の目指す場所だ」とコメントしているが、フル参戦を実施するための資金調達が可能かどうかによって活動の可否が決まると見られている。
(Graham Lister)

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