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今週開催されるWRCフィンランドに、Mスポーツ・フォードはグレゴワール・ミュンステール、ジョッシュ・マカリアン、マルティンス・セスクスの3ドライバーにフォード・プーマ・ラリー1を託す。
今シーズン、ペースや自信を高め続けているミュンステール。昨年のフィンランドではラリー1デビューを飾っている。今年のフィンランドでは、前戦エストニアで培ったセッティングの知識を活用して、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出していく構えだ。
「エストニアでの結果から立て直して、フィンランドではとにかく、よりポジティブに前進していきたい」とミュンステール。
「フィンランドは、すごく好きなラリー。高速のステージはリズミカルで、エストニアはいい準備になった。天気がどうなるかだが、すごく変わりやすくなることもありそうだ。特に雨が降ったらね!」
今季、ラリー1デビューシーズンを過ごしているマカリアンは、WRC2部門に参戦した昨年のフィンランドは7位フィニッシュ。フィンランドの参戦は4度目となり、ステージやコンディションに関しては知識を得ている。ラリー1マシンでの経験を積み重ねている中で、一年で一番過酷な一戦で成長を見せたいところだ。
「ラリーフィンランドは、ラリー1レベルでの参戦チャンスを得た時から、すごく楽しみにしてきたイベント。このようなマシンで、フィンランドの象徴的な道に挑めるのは、特別な気分だ」とマカリアンは意欲を語る。
「今回は、前進することがテーマ。自分自身を信じて、ペースを出すことにコミットして、このパッケージで自分たちがどこまでできるかを見せたい。鍵になるのは、自信とリズム。あの林道を走るすべての瞬間を楽しむ準備はできているよ」
セスクスも、ラリー1マシンでフィンランドに参戦するのは初めて。前回は2019年、ジュニアWRC部門に参戦しており、今回はコンペティティブなリザルトのために経験を活かしてプッシュしていく。
「フィンランドでどうなるのか、興味深いね。前回、ジュニアWRCで参戦したのは6年前だから、自分にとっては新しいラリーのようなものだ。
ラリーフィンランドは、WRCの歴史のなかでも最もレジェンドの一戦で、子どもの頃から観戦してきたので、トップレベルのマシンをドライブするのはどんな感じだろうと思っていた。そして今、その時が来たんだ! どうなるか分からないけど、この一戦にワクワクしているよ」