WRCアクロポリス:オィット・タナック「土曜日の午前からペースをコントロールできた」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCアクロポリス:オィット・タナック「土曜日の午前からペースをコントロールできた」日曜日コメント集

©HYUNDAI

WRC第7戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)、土曜日の走行後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。波乱の連続となった今年のアクロポリス、一度もパンクをすることなくヒョンデに待望の今季初勝利をもたらしたオィット・タナック。自身にとっても初めてのアクロポリス制覇に、笑顔を見せた。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは総合順位+スーパーサンデー+パワーステージ

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

オィット・タナック/総合優勝(=)
スーパーサンデー順位:2位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:25+4+1=30
「素晴らしい週末だったが、信じられないほど過酷でもあった。気温と距離の長さが大きな壁となったが、勝てるパッケージになり、タイヤをもたせて自分たちのパフォーマンスを披露することができ、すごくハッピー。土曜日の午前からはペースをコントロールして、車内でのフィーリングも良かったので、このコンディションでも良動きができた。最小限のリスクでプッシュするセクションと、ラフな場所では抑えることで週末を通してパンクを避け切ることができたことが鍵となった。全体として、このようなコンディションのなかでアクロポリス初優勝を飾ることができて、とてもうれしい」

アドリアン・フルモー/総合3位(=)
スーパーサンデー順位:4位
獲得ポイント:15+2+0=17

HYUNDAI

「これまでのなかで一番タフなアクロポリスだった。気温がものすごく高くて、道はルーズな石が多くてめちゃくちゃ摩耗が激しかった。ラリーの間にパンクがたくさん発生していたが、自分たちは最小限のタイヤダメージで凌ぎ切れた。ポディウムでフィニッシュできたことがうれしいし、2位争いもしていたが、昨日のトラブルでそのバトルは終わってしまった。3位を決めることがとても重要だったし、それができたので、全体としては週末の内容には満足している」

ティエリー・ヌービル/総合5位(=)
スーパーサンデー順位:5位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:10+0+3=13

HYUNDAI

「まずまずのポイントを獲ることができたが、思ったような週末にはならなかった。パンクが3回あったし、その後もほかのマシントラブルに見舞われて、最終日は最後の努力もかなわなかった。たくさんのトラブルが起きたが、パワーステージに向けてマシンを直すことができ、3番手タイムをマークできた。エストニアでは、ポディウム争いをして高ポイントを獲得したい。好きな路面ではないが、過去はいいパフォーマンスができていたのでベストを尽くす」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1

セバスチャン・オジエ/総合2位(=)
スーパーサンデー順位:1位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:17+5+5=27

TOYOTA

「今回も強い戦いができた。オィットのペースには太刀打ちできなかったし、走行順が違うことを考えれば、彼は勝利にふさわしい走りをした。27ポイントは今回の精いっぱいだったと思うので、満足していいと思う。これでシーズンは折り返しとなるが、マニュファクチャラーズ選手権ではいい位置につけている。いつも全力で頑張ってくれているチームのみんなに感謝したいし、シーズン後半もこの流れを続けていきたいね」

エルフィン・エバンス/総合4位(=)
スーパーサンデー順位:3位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:12+3+2=17

TOYOTA

「非常に難しいコンディションでタフな週末だったが、トラブルを避け切ってまた4位でフィニッシュできた。サンデーポイントも獲得できたので、ライバルからの追撃を緩和できた。ここまでのラフグラベル3戦で砂利掃除をしなくてはならず、選手権首位の座を失う可能性もあると覚悟していたので、その点では良かった。ここからは違うタイプのラリーになるので、もっとペースやパフォーマンスを出していきたい」

カッレ・ロバンペラ/総合27位(↑)
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:0+0+4=4

TOYOTA

「再スタートした最終日はトリッキーな一日だった。スタート順の関係であまり攻めることはできなかったが、パワーステージではまずまずのペースが出せたし、少なくともここで4ポイントを獲得できたので、おそらく今回でき得る最大限だったと思う。ベストの週末ではなかったし、ペースもレベルも本来のものではなかった。改善できる余地があることは分かっているので、エストニアではより強くなって戻ってくる」

勝田貴元/総合30位(↑)
獲得ポイント:0+0+0=0
*マニュファクチャラーズ選手権外

TOYOTA

「パワーステージで結果を出せず、残念です。集中することに徹して全力でプッシュしましたが、無茶な走り方ではありませんでした。スプリットタイムでは、タイヤ交換で止まるまでは全体で最速でした。フラストレーションの溜まる週末でしたが、このラリーは非常にタフになり得るイベントですし、こうしたことが起こることも分かっています。重要なのは、前を向き続けて次のエストニアとフィンランドに備えることです」

サミ・パヤリ/総合46位(↑)
獲得ポイント:0+1+0=0

TOYOTA

「チームが道に戻してくれたおかげで最終日にまた走ることができて、いいフィーリングだった。走行順が先頭で砂利を掃除するのはすごく奇妙だったし慣れていなかったけど、いい経験でもあった。願っていたような週末にはできなかったが、金曜日の序盤はかなり強い走りができたので、ペースがあることが分かったのは良かったし、この先のイベントを楽しみにしている」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1

ジョッシュ・マカリアン/総合12位(↑)
獲得ポイント:0+0+0=0

M-SPORT

「チーム、マシン、クルー、誰にとっても超過酷な週末だったと思う。このようなイベントを走り切ることができると分かってよかった。土曜日の午前は石にひっかけて、大きな壁にぶつかったが、マシンを直して走り続けることができた。最終日はまずまずOK。ドライビングについてたくさん学べたし、フィンランドに向けてのいいテストや次の2戦に向けての万全の準備をしていきたい」

マルティンス・セスクス/総合15位(↑)
獲得ポイント:0+0+0=0
*マニュファクチャラーズ選手権ノミネート外

M-SPORT

「ポジティブな要素があったステージもあったと思う。パワーステージのパフォーマンスは悪くなかったし、そのほかにもいいステージはあった。初めてのアクロで、すぐに対応しなくてはならなかったし、かなりいい走りができたところもあったと思う。あまり良くなかったところもあったが、将来のために知識を身に付けることがすべてだし、少なくともこのラリーにどのように準備すればいいのか分かった。ほかのラリーよりも、もっと細部にわたった準備が必要だし、今回得た経験は将来に必ず役に立つ」

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M-SPORT

「残念な終わり方になってしまったが、基本的にはポジティブなことが得られた。特にコンディションが良かった金曜日はプッシュしてサードベストもマークできたのは、マシンのポテンシャルを示している。そのほかの場所では慎重に行き、長期的な戦略で金曜日を5番手、土曜日を6番手で終えていた。こんな結果になるはずではなかったが、より強くなって戻ってきたい」



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