世界ラリークロス選手権が南アフリカ大会から再開、マシンは「ZEROID X1」に統一 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界ラリークロス選手権が南アフリカ大会から再開、マシンは「ZEROID X1」に統一

©Rallycross Promoter

世界ラリークロス選手権は、10月7日〜8日に南アフリカ・ケープタウンのキラーニー・インターナショナルレースウェイ大会からシーズンを再開する。

7月、第4戦のスタートを迎えようとしていた英国・リッデンヒルで、スペシャルONEレーシングのサービスエリアから出火するという事故が発生。2台のランチア・デルタEvo RX1eを含めてチームのサービスエリアが全焼したアクシデントの調査が続く間、トップカテゴリーのRX1は英国、ベネルクス、ドイツを延期としていた。

ドライバー陣は、シーズン中断の間、RX1を1年先行して2021年からフル電動化となっていたサブカテゴリーのRX2e選手権で使用されている「ZEROID X1」で同部門への参戦を続けていたが、火災の調査が現在も続いていることと、ロジスティックにかかる時間を考慮して、今季はこのままRX1選手権に参戦する全ドライバーが「ZEROID X1」で戦うことになった。

南アフリカで世界RXラウンドが開催するのは4年ぶり。今季はこのキラーニーと、アジア・パシフィック地域での初開催となる香港(11月11日〜12日)の2大会がダブルヘッダーとなり、残り4戦となる。

選手権リーダーのヨハン・クリストファーソンは、過去に開催されたキラーニーで2度勝利を収めており、アドバンテージを握る。一方、ティミー・ハンセンにとっては、最後のキラーニーで世界RXが開催された2019年、自身初めての世界RXタイトルを決めた思い出の地でもあり、タイトル奪還のためには一戦も落とせない戦いに挑む。

Rallycross Promoter

世界RXキラーニーには8人がエントリーしているが、リッデンヒルまでランチア・デルタEvo RX1eのドライバーを務めていたゲラン・シシェリ、セバスチャン・ローブの名前はいずれも入っていない。

世界RXキラーニー エントリーリスト
https://www.fiaworldrallycross.com/a/news/w26708_Entry_List,_World_RX_of_South_Africa,_Cape_Town_(07-08.10.23)



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