世界RXはベネルクスもキャンセル。ヨハン・クリストファーソンらはRX2eに参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXはベネルクスもキャンセル。ヨハン・クリストファーソンらはRX2eに参戦

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世界ラリークロス選手権は8月5日〜6日にベルギーのメテで第5戦ベネルクスを予定していたが、前戦の英国リッデンヒルで7月21日にスペシャルONEレーシングのサービスサイトで発生した火災の検証が続いていることから、RX1eの競技はキャンセルとなった。

この決定を受け、選手権リーダーのヨハン・クリストファーソン、フォルクスワーゲン・ディーラーチームバウハウスのチームメイトのオーレ・クリスチャン・ベイビー、ハンセン・ワールドRXチームのティミーとケビンのハンセン兄弟は、RX2e部門に参戦することを表明した。

ハンセン・ワールドRXチームのボス、ケネス・ハンセンは、メテでレースをすることの重要性を強調。「我々はレーシングチームであり、レースをすることが好きだし、ファンのみなさんにできるだけ素晴らしいショーを見せてあげたい。だからRX2eに参戦したいと思った」と語っている。

フォルクスワーゲン・ディーラーチームバウハウスのボス、トミー・クリストファーソンも「ショーを止めてはならない! この可能性については非常にポジティブに捉えているし、コンペティティブな最高のショーにしたい」と語っている。

イベント主催者のフレディ・タックニーも、RX1e勢が不在でもショーは行わなくてはならないと主張する。
「RX1e勢が不在でもイベントを行う決定を下した。ラリークロスをできる限り支えたいからだ。FIA、プロモーターと協力して、素晴らしいショーを披露したい」

なお、リッデンヒルでの火災で、スペシャルONEレーシングは、セバスチャン・ローブとゲラン・シシェリがドライブする予定だった2台のランチア・デルタEvo RX1eをいずれも焼失。発表された8月19日〜20日にドイツ・エステリンクで開催される第6戦のエントリーリストにも名前は入っていない。



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