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WRCチリ:WRC2はオリバー・ソルベルグが優勝。ファビアRSラリー2がポディウム独占

©SKODA

10月1日にフィニッシュを迎えたWRC第11戦ラリーチリ・ビオビオ(グラベル)、WRC2は、オリバー・ソルベルグが今季最後のシリーズ参戦を優勝で飾った。また上位3台をシュコダ・ファビアRSラリー2が独占した。

選手権タイトル争いではすでにチャンスを失っているソルベルグだが、今季7度目、最後のWRC2ノミネート参戦となるチリで、ガス・グリーンスミスに25.8秒の大差をつけて優勝。総合順位でも6位に食い込む健闘を見せ、最上の形でシーズンを締めくくった。

金曜日を終えた時点で部門トップに立っていたのは、同じくファビアRSラリー2を駆るフィンランドの若手、サミ・パヤリ。しかし、2回のスピンでタイムをロスしていたソルベルグは、摩耗の激しい過酷なコンディションとなった土曜日に、完璧なタイヤマネージメントでパヤリをかわし首位に浮上。パワーステージでもセカンドベストタイムをマークしてポイントを加算して、優勝を飾った。

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「信じられないよ」と笑顔を見せたソルベルグは、今季のWRC2では母国開催の第2戦スウェーデンとチリで、2勝をマークした。
「やっとまた勝てた! 長い一年だった。タイトル争いは望みがなくなってしまっていたけど、それでも素晴らしいラリーだった。ようやくまた勝てたのは、最高の気分だよ」

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2位に入ったのは、グリーンスミス。金曜日はマシンのバランスに苦戦していたが、このラリーを4位で終わったヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)よりも上位でフィニッシュしたことで、タイトルへの望みをつないだ。

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そのロッセルは金曜日のエンジントラブルから挽回して、首位から1分35秒4差でのフィニッシュにこぎつけた。ロッセルは選手権争いでは2番手を死守し、このチリ戦をスキップした選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセンとの差を4ポイントにまで詰めている。WRC2は参戦7戦中、ベスト6戦の合計ポイントで争われるが、ミケルセンは今季2戦、ロッセルは1戦を残している。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

ニコライ・グリアジン(ファビアRSラリー2)は金曜日に転倒を喫したものの、5位でフィニッシュ。エミリオ・ロセロは部門6位と、チリ勢最上位でのフィニッシュを果たした。

WRCチリ WRC2最終結果
1 O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) 3:14:56.6
2 G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +25.8
3 S.パヤリ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:02.1
4 Y.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) +1:35.4
5 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:49.7
6 E.ロセロ(シトロエンC3ラリー2) +6:40.3
7 P.ヘラー(シトロエンC3ラリー2) +6:52.1
8 F.ザルディバール(ヒョンデi20Nラリー2) +9:16.1



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