WRCフィンランド:初日のSS1を終え、Mスポーツ・フォードのタナックがトップ、勝田は3.1秒差の7番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:初日のSS1を終え、Mスポーツ・フォードのタナックがトップ、勝田は3.1秒差の7番手

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

2023年シーズンWRC第9戦ラリーフィンランド(グラベル)は、8月3日(木)にSS1が行われ、Mスポーツ・フォードのオィット・タナックが、ティエリー・ヌービルに0.6秒差をつけて首位に立った。0.7秒差の3番手にはトヨタのカッレ・ロバンペラがつけている。

Toyota Gazoo Racing WRT

ラリーは、8月2日(水)にユバスキラ駅近郊のパビリオンキに置かれたサービスパークで、セレモニアルスタートを実施。3日は午前9時01分からのシェイクダウンに続き、19時05分からユバスキラ市街地に設けられたSS1「Harju」で、戦いの火蓋が切って落とされた。

グラベルとターマックが組み合わせられた3.48kmのショートステージで、ベストタイムを刻んだのはタナック。「まだ、ラリーは始まったばかりだからね。明日以降は、ある程度リスクを冒してでもさらにチャレンジする必要がある。すべてを賭けてどこまでやれるかやってみるよ」と、金曜日からのフルアタックを誓った。0.6秒差の2番手にヌービル、0.7秒差にロバンペラと各チームのエースが僅差で続く。

Hyundai Motorsport GmbH

フィンランドを第二の母国と語る勝田貴元(トヨタ)は3.1秒差の7番手。「シェイクダウンでマシンのセッティングを調整して、かなり乗りやすくなりました。明日は雨も降りそうなので、チャレンジングな展開になりそうです」と、慎重にコメントした。

今回久々のWRC参戦に挑むヤリ-マティ・ラトバラは、8.1秒差の9番手タイムにも「本当に楽しかった! 20年前に初めてWRCに参戦したラリーフィンランドでは、ステージ前に目が見えなくなるくらい緊張したんだ。でも、今回はコ・ドライバーとして参加してくれたユホ(ハンニネン)が僕を落ち着かせてくれたよ(笑)」と、笑顔を見せた。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

競技2日目はSS2〜SS10の9SS、SS走行距離は104.76km。オープニングのSS2は、日本時間8月4日の14時05分にスタートする。

WRCフィンランド SS1後暫定結果
1. O.タナック(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 2:39.0
2. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) +0.6
3. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.7
4. E.ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1) +1.8
5. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.9
6. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2.2
7. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.1
8. T.スニネン(ヒョンデi20 Nラリー1) +4.6
9. J-M.ラトバラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +8.1
10. J.フッツネン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +8.3



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