WRCアクロポリス:WRC2はリンドホルムがトップ、ミケルセンはリタイア後に再スタートを選択 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:WRC2はリンドホルムがトップ、ミケルセンはリタイア後に再スタートを選択

©WRC PROMOTER

WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)、WRC2部門は、金曜日の走行を終えてエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が首位に立っている。

アクロポリスの参戦は2度目というリンドホルムだが、昨年の経験を活かしてベストタイムを連発した。そのリンドホルムとタイムで拮抗したのは、トクスポーツWRTで選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセン。しかしミケルセンは前日のスーパーSSでバリアにヒットし、ステアリングにダメージを負ったことからステージを離脱。タイムペナルティを受けてデイリタイアし、マシンを修復して再スタートすることを選択したことから、総合タイムでは10分近くの遅れを取っている。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

この日、リンドホルムに30.5秒差の2番手でラミアのサービスに戻ってきたのは、同じくチームメイトのニコライ・グリアジン。5.6秒の僅差で、テーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2)が続いている。

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リンドホルムがこのまま部門優勝を飾ることができれば、選手権争いでも3位圏内に浮上するほか、WRC2ジュニア選手権では首位を奪還することができる。

一方、ミケルセンのタイトル連覇に黄信号が灯ったことは、選手権2番手に立っているヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)にとっては後押しとなる。前日のスーパーSSではミケルセンと走行したロッセルは現在、ポディウム圏内まで20.8秒の4番手につけている。



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