2023年のWRCカレンダーは全14戦に拡大か、ヨーロッパ外イベントが増加へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2023年のWRCカレンダーは全14戦に拡大か、ヨーロッパ外イベントが増加へ

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

2023年のWRCカレンダーは、現在の計画では戦数が増え、開催地域も広がることになるようだ。

情報筋によれば、14戦のスケジュールが決定しており、ヨーロッパ開催が9戦、欧州以外のイベントは5戦と、今年のケニア、ニュージーランド、日本の3戦から増えることになる。開催エリアの拡大は、FIAがかねてより提唱している「5大陸を網羅するカレンダー」の実現に向けた一環という。

内訳としてはメキシコの2020年以来となるカレンダー復帰が有力視されているほか、砂漠イベントを追加したいというWRCプロモーターの意向を受けて、サウジアラビアが初開催に向けて動いている。一方で、6番目のヨーロッパ外イベントとしてチリのカレンダー復帰は、実現する見込みは薄いようだ。

ヨーロッパ外イベントの増加は、2019年以降WRCの開催から遠ざかりカレンダー復帰にむけてへの努力を続けている英国にとっては打撃となる。英国ラウンドとして開催を目指してきたラリー北アイルランドの招致活動は資金不足により失敗に終わり、2023年の開催を目指す可能性は低い模様だ。

そのほか、カレンダー落ちの懸念が生じているのは、ベルギーのイープルラリーで、先週末にはシリーズ2回目の開催を終えたばかりだが、来年以降の選手権開催の契約は結んでいないという。

ただし関係者によると、ヨーロッパ外でのラリー開催については、チーム陣やタイヤサプライヤーであるピレリから様々な反応があるという。予算増加が主な懸念材料となっているようだ。

一方でカレンダーに残る可能性が高いイベントの中でも、モンテカルロラリーは主催者がすでに2023年1月19〜22日に開催するルートを発表している。クロアチア、エストニア、フィンランド、ギリシャ、ポルトガル、サルディニア、スペイン、スウェーデンもヨーロッパ戦として開催される見通しだが、フランスのコルシカ、キプロス、チェコ、ラトビアのラリーリエパヤも依然として開催を目指している。

メキシコとサウジアラビアの開催が確実視されている中、ヨーロッパ外イベントとしては、日本、ケニア、ニュージーランドが決定している。

WRCが全14戦の構成に向けて動いている一方で、同じくWRCプロモーターが商業権を保持するERCは、2022年から1戦増えて9戦での構成となる見込み。両カレンダーは、10月に開催されるFIAワールドモータースポーツカウンシルで承認される見通しだ。
(Graham Lister)



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