【速報】WRCエストニア:トヨタのカッレ・ロバンペラが今季5勝目、エルフィン・エバンスと1-2。勝田は5位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCエストニア:トヨタのカッレ・ロバンペラが今季5勝目、エルフィン・エバンスと1-2。勝田は5位

©TOYOTA

2022年WRC第7戦エストニアはすべての競技日程を終えて、トヨタのカッレ・ロバンペラが今季5勝目を獲得し、選手権でのリードをさらに拡大した。なお2位にはチームメイトのエルフィン・エバンス、3位にはヒョンデのオィット・タナックが入っている。勝田貴元は粘り強い走りで5位でフィニッシュした。

競技最終日はSS19からSS24の6SS、SS距離77.98kmで争われる。3SSを2度走行する構成で争われるが、間にサービスは設けられないため、距離は短くともミスのできない1日と言えるだろう。首位を行くロバンペラはペースをまったく緩めることなく、オープニングのSS19でベストタイムをマーク。SS2番手にはエバンスが0.7秒差で続き、SS3番手には総合6番手で勝田を追うMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーが入った。このステージでは、総合8番手を走行していたMスポーツ・フォードのピエール‐ルイ・ルーベは岩にヒットし左前輪を破損、SSを走り終えてラリー続行を諦めることとなった。

続くSS20は、タナックとロバンペラが同タイムでのベストタイム。6秒差のSS3番手には勝田が続き、後方に迫るフルモーとの差を拡大することに成功した。また、ルーベのリタイアにより総合8番手につけていたMスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスは、このSSで駆動系のトラブルに見舞われてしまい、フィニッシュ後にリタイアを決断している。SS21は再びロバンペラが制し、エバンスがSS2番手で続く展開に。勝田もフルモーのタイムを8.7秒上まわり、トータルでの差を21.6秒にまで拡大した。SS22ではラッピが一番時計を刻み、フルモーがSS2番手タイムをマーク。ラッピは続くSS23でもベストタイムをマーク。SS2番手にはヒョンデのオリバー・ソルベルグ、SS3番手に勝田が入っている。

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そして迎えた最終ステージのSS24、コンディションは路面に多くの水たまりが残る状態だ。パワーステージの出走順はリバースオーダーで、WRC2勢の上位から走行が行われる。最初にコースインしたのは、首位を走るシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoのアンドレアス・ミケルセン。ミケルセンは危なげなく走り切り、スウェーデン以来となる今季3勝目を獲得した。なお、僅差でミケルセンを追っていたヒョンデのテーム・スニネンは最終SSで点火系のトラブルから大きく遅れての2位となった。再出走組からスタートするラリー1勢は、Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンからコースイン、ソルベルグ、ラッピと続いていく。この頃から雨が本格化し、各車ともリスクを避けることを重視したドライビングに。

強い雨はそれほど長く続かなかったものの、路面状態はハイパワーマシンが走行を重ねたことでさらに悪化。そんななか、勝田はフルモーのタイムを上まわる暫定SS3番手タイムでフィニッシュし、総合5位以上のポジションを確定。シェイクダウンでのクラッシュでスタートしたラリーを、きっちりと締めくくった。ヒョンデ勢のヌービル、タナックともフィニッシュラインまでマシンを運び、それぞれの順位を守った。

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難コンディションのなか、総合2番手のエバンスは暫定ベストタイムをマーク、これで2位以上を確定させてラリーをフィニッシュした。そして、上位陣最終走者のロバンペラは、途中のスプリットタイムからエバンスを大幅に上まわる快走を披露。雨は止み、ところどころで日の差す天候になったとはいえ、ウエットコンディションの路面を攻め切って、エバンスに22.5秒差をつけるベストタイムをマークしてみせた。これでロバンペラは今シーズン5勝目、自身のキャリアで通算7度目となる勝利を積み重ねた。暫定総合順位はロバンペラ、エバンス、タナック、ヌービル、勝田、フルモーというトップ6に。パワーステージはロバンペラ、エバンス、ミケルセン、ラッピ、勝田というトップ5がボーナスポイントを得ることとなった。

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第6戦までを終えて、ドライバーズランキングはロバンペラが175点でトップ、2番手には92点でヌービルが続き、3番手に79点でエバンス、4番手に77点でタナック、5番手に73点で勝田が続く。マニュファクチャラーズランキングは、トヨタが298点、ヒョンデ211点、Mスポーツ・フォードが157点、TGRニュージェネレーションが80点。

次戦は8月4日〜7日に開催されるフィンランド。言わずと知れた高速グラベルラリーは、チームの本拠地を置くトヨタにとって、まさにホームイベント。2021年はトヨタのエバンスが優勝、2位にヒョンデのタナック、3位に同じくヒョンデのブリーンというトップ3の顔ぶれだった。昨年はロバンペラ、勝田ともに再出走のラリーに。気鋭の若手ふたりの活躍に注目が集まる。

WRCエストニア 暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2:54:29.0
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:00.9
3. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) +1:55.7
4. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) +3:53.3
5. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +4:13.4
6. E.ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +4:49.1
7. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +5:09.2
8. A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +11:01.8
9. T.スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2) +11:27.1
10. E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +13:04.8

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