WRCエストニア:競技2日目を終え、トヨタのカッレ・ロバンペラが首位。勝田は7番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:競技2日目を終え、トヨタのカッレ・ロバンペラが首位。勝田は7番手

©TOYOTA

2022年WRC第7戦エストニアは競技2日目のSS9までを終えて、トヨタのカッレ・ロバンペラがラリーをリード。2番手には11.7秒差でトヨタのエルフィン・エバンス、3番手には44.3秒差でヒョンデのオィット・タナックが続く。勝田は2分10秒9差の7番手。

この日はSS2〜SS9の計8SS、SS距離139.18km。4SSをサービスを挟んで2度ずつ走行する構成となっており、ラリーウイーク中で最も長い1日だ。天候はスタート時には晴れており、路面はほぼドライで、一部に水たまりの残るコンディションとなった。オープニングステージのSS2を制したのはエバンス。SS2番手のタナックに4秒差、SS3番手のロバンペラに7.9秒差と好調な出足を見せた。SS3でもエバンスは好ペースを維持して一番時計。同じくSS2番手にタナック、SS3番手にロバンペラが続いた。このSS2とSS3では、SSトップ6が同じ顔ぶれ(エバンス、タナック、ロバンペラ、Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーン、ヒョンデのティエリー・ヌービル、トヨタのエサペッカ・ラッピ)という状況に。

HYUNDAI


続くSS4でもエバンスは好ペースを維持。SS2番手にロバンペラ、SS3番手にタナックが続く。このステージでは、総合5番手につけていたブリーンが左コーナーではみ出し、コースオフ。ステアリング系統を破損して、競技続行を諦めることとなった。エバンスは1ループ目最後のSS5でもベストタイムをマーク、ここまでの4SSすべてでベストタイムをたたき出して、ラリーの主導権を握った。SS5までを終えた段階で首位エバンスと2番手タナックの差は12.5秒、3番手ロバンペラとの差は18.7秒。ところがこの日13時に発行された主催者裁定により、木曜日に設けられたHEVゾーンでタナックがフル電動モードでの走行をしていなかったことからTC1B(金曜日のスタート)の段階に遡り10秒のペナルティが科されることに。これでタナックのタイムは22.5秒となり、ロバンペラが2番手に浮上、トヨタが1-2体制を築くこととなった。

サービスを挟んだ2ループ目最初のSS6でも、エバンスは一番時計。SS2番手のロバンペラを1.2秒抑えるベストタイムでリードをさらに固めていく。SS7からは天候が崩れ始めたことにも後押しされてか、ロバンペラがペースをアップ。SS7、SS8、SS9と3連続ベストタイムをマークするスピードを見せた。SS9では、リズムに乗れず遅れてしまったエバンスを捉えて、先頭走者ながら、本格的なグラベルステージが始まる初日を首位でまとめてみせた。このSS9では、総合3番手につけるタナックのウインドスクリーンが曇るトラブルが発生。視界を遮られたタナックは大きくタイムロス。総合順位こそ守ったものの、首位ロバンペラからはトータルで44.3秒の遅れとなってしまった。また、このSSでは総合6番手につけていたMスポーツ・フォードのピエール‐ルイ・ルーベがディッチに足を取られて横転。観客の助けを借りてコースに復帰したものの、このSSだけで2分以上のロスを喫して、総合9番手にドロップしている。

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上位のロバンペラ、エバンス、タナックに続くのは、総合4番手にラッピ、総合5番手にヌービル、総合6番手にMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモー。ラッピとヌービルの差は7.0秒となっており、競技3日目の4番手争いにも注目が集まりそうだ。また、SS9で5番手タイムをマークした勝田は、総合7番手につけた。慎重に走りながらもリズムに乗り切ることができず、不完全燃焼の様子。それでも競技3日目に向けてプッシュをしていきたいと前向きなコメントを残している。総合6番手のフルモーとは2.8秒という僅差につけており、3日目以降の追い上げに期待したい。

TOYOTA


競技3日目はSS10〜SS18の計9SS、SS距離95.02kmが行われる。4SSを2度ずつ走行し、木曜日の夜に走行したタルトゥのステージを走行してフィニッシュとなる。オープニングのSS10は日本時間7月16日(土)の15時03分スタート。

WRCエストニア SS9後暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1:16:19.7
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +11.7
3. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) +44.2
4. E.ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:05.9
5. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) +1:12.9
6. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2:08.1
7. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2:10.9
8. G.グリーンスミス(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2:29.4
9. P.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +3:59.0
10. A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +4:57.4

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