WRCイタリア事前情報:今季最後のグラベルラリーはサルディニア島のダスティロード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア事前情報:今季最後のグラベルラリーはサルディニア島のダスティロード

©Hyundai Motorsport GmbH

今週末行われるWRC第6戦は、例年よりも会期が遅くなったラリーイタリア・サルディニアだ。

地中海のサルディニア島でWRCが開催されるようになったのは2004年から。高速だがナローで、石やブッシュが並ぶグラベル路は、例年6月に開催されるために暑さが厳しくなるが、今回は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で開催が延期、2012年以来の秋の開催となる。このため雨が降る可能性が高いことも懸念材料だ。

しかし、シーズンも現状予定されているのはこのサルディニアを含め残り2戦。天気に関わらず、佳境を迎えているタイトル争いは激戦となるはずだ。現在、ドライバーズ選手権で首位に立っているのは、トルコで今季2勝目を飾ったエルフィン・エバンス(97ポイント)で、サルディニアで過去3勝をマークしているセバスチャン・オジエに19ポイント差をつけている。さらに9ポイント差には、現チャンピオンのオィット・タナック(ヒュンダイ)、さらに先日20歳になったばかりのカッレ・ロバンペラも続いている。2016年、2018年にサルディニアを制しているティエリー・ヌービルは、首位との32ポイント差を少しでも詰めておきたいところだ。ヒュンダイは今回のサードドライバーに、昨年のサルディニアの覇者であるダニ・ソルドを起用。Mスポーツ・フォードも、エサペッカ・ラッピ、テーム・スニネン、ガス・グリーンスミスで3台体制を敷く。ヒュンダイの2Cコンペティションからは、ピエール‐ルイ・ルーベがエントリーしているほか、日本の勝田貴元もエストニアに続いてのトヨタ・ヤリスWRCでの参戦を果たす。

2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグは、アンドレアス・ミケルセンをコ・ドライバーにしてエントリーリストに名を連ねている。このノルウェー人コンビは、シェイクダウンとパワーステージのみに登場。ピレリが開発した2021年からのWRCタイヤをシトロエンC3 WRCに装着しての走行を披露することになっており、規定上の関係で正式にエントリーしている。

WRC2部門ではポンタス・ティデマンドとエイビン・ブリニルドセンがToksportからシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoでエントリー。PHスポールはマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 R5)、Mスポーツ・フォードはアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタR5 MkII)ヒュンダイは、ニコライ・グリアジンとオーレ・クリスチャン・ベイビーがi20 R5でエントリーしている。

WRC3は16台がエントリーし、選手権首位のマルコ・ブラシア(C3 R5)をはじめ、ヤリ・フッツネン(i20 R5)、カエタン・カエタノビッチ(ファビア・ラリー2 Evo)、オリバー・ソルベルグ(ファビア・ラリー2 Evo)などシリーズの暫定上位7人も出揃った。

フォード・フィエスタ・ラリー4のワンメイクシリーズ、ジュニアWRCは、今季3戦目を迎える。現在、選手権首位につけるのは、ラトビアのマルティン・セスク。サミ・パヤリ、トム・クリステンセンが2番手、3番手で追うかたちだ。

■ラリールート
ラリーは木曜日にシェイクダウンを行った後、金曜日から競技がスタート。この日は2SSを2ループした後に日中サービスを迎え、さらに別の2SSを走行する6SSが設定。土曜日の同様のフォーマットで、2SSを2ループした後、サービスを挟んで2本を走行。最終日は2019年と同じ設定で、カラ・フルミニとサッサリ・アルゼンティエラをサービスを挟んで2回ずつ走行。サッサリ・アルゼンティエラの2回目の走行はパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2020年10月8-11日
サービスパーク設置場所:アルゲーロ
総走行距離:1199.15km
総ステージ走行距離:238.84km(SS比率19.9%)
総SS数:16

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3
JWRC

2020年WRC暫定スタンディングス(第5戦トルコ終了時点)
ドライバーズ選手権

1 エルフィン・エバンス(トヨタ) 97pts
2 セバスチャン・オジエ(トヨタ) 79pts
3 オィット・タナック(ヒュンダイ) 70pts
4 カッレ・ロバンペラ(トヨタ) 70pts
5 ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) 65pts
6 エサペッカ・ラッピ(Mスポーツ・フォード) 38pts
7 テーム・スニネン(Mスポーツ・フォード) 34pts
8 クレイグ・ブリーン(ヒュンダイ) 25pts
9 セバスチャン・ローブ(ヒュンダイ) 24pts
10 ガス・グリーンスミス(フォード) 16pts

12 勝田貴元(トヨタ)8pts

マニュファクチャラーズ選手権
1 トヨタ・ガズーレーシングWRT 174pts
2 ヒュンダイ・シェル・モビスWRT 165pts
3 MスポーツWRT 101pts
4 ヒュンダイ2Cコンペティション 0pts

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