ダカールラリーが2023年大会のルートを発表、ステージ総距離は5000kmに – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカールラリーが2023年大会のルートを発表、ステージ総距離は5000kmに

©A.S.O.

ラリーレイドの名門イベント、ダカールラリーの主催者は、サウジアラビアでの4回目の開催となる2023年大会のルートを発表した。会期は2022年12月31日〜2023年1月15日の15日間で、2022年大会同様、FIA-FIM世界ラリーレイド選手権(W2RC)の開幕戦となる。

ルートは紅海の海岸から、同国東部ダンマームのアラビア湾の砂浜を目指す。国を横断するこの行程には14ステージが設定され、まず北西部の山岳地帯を走り、その後南東部にある世界最大級の砂漠、エンプティ・クオーターで3日間、砂丘に挑み、この間にはマラソンステージも設定される。

ステージの70%が新設で、多くのステージが450kmに近い距離となっている。近年では最も密度の高いフォーマットになっており、フィニッシュ地点がビバークの近くに設定されるため、リエゾン区間は短くなる予定だという。スペシャルステージの合計距離は5000kmとなり、2014年以来では最も長い距離となる。

また新たな試みとして、多くのステージではロングセクションを2種類に分け、AルートとBルートのロードブックをランダムに割り当てる。このため、何も考えずに先行車の後を追うとウェイポイントを見失うことにもなりかねず、全員が自力でロードブックを読んでいかなくてはならない方式を考案した。ダカールでは今大会から、デジタルロードブックの導入を全カテゴリーに広げる。



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