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WRCポルトガル:豊田章男社長「どんな道でも勝てるGRヤリス・ラリー1を示してくれた」コメント全文

©TOYOTA

2022年WRC第4戦ラリーポルトガルは、ラリー1マシンでの初のグラベルを選手権リーダーとして迎えたトヨタのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが今季3勝目をマークした。初日の走行順がトップで砂利を掃く不利な状況のなか、土曜日の終盤には首位に浮上。パワーステージでもベストタイムをたたき出す圧巻の強さを見せた。

チームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティンも2位で続き、1‐2フィニッシュを達成。一方、今季2度目の参戦となったセバスチャン・オジエ/バンジャマン・ベイヤは金曜日に2度のパンクに見舞われ、総合51位で走り切った。勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、ヒョンデのダニ・ソルド/カンディード・カレラと激戦の3位争いを展開。最終ステージで一歩及ばかったが、僅差の4位でフィニッシュした。この結果を受け、チームオーナーを務めるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。
(以下チームリリース)


Toyota Gazoo Racing WRT

カッレ、ヨンネ、優勝おめでとう! 3連勝は本当にすごい! それもスノー、ターマック、グラベルでの3連勝。どんな道でも勝てるGR YARIS Rally1を示してくれたことに心から感謝します。

そしてワンツーフィニッシュ!チームのみんな、ありがとう! 新車がグラベルでどれだけ走れるのか、チームのみんなも不安だったと思います。そんな中で最初のグラベルステージでトップタイムを刻んでくれたのがエルフィンでした。そのエルフィンの走りでみんなが安心できました。2位の結果は悔しい気持ちもあると思いますが、今回のみんなの表彰台はエルフィンが導いてくれたものです。本当にありがとう。

貴元は惜しかった! でも今日の4位も大きな経験になったと思う。貴元が成長し続けてくれている事が嬉しいです。何度も言ってプレッシャーに感じてしまうと嫌ですが、ラリージャパンで貴元が走る姿を本当に楽しみにしています。日本戦まであと8ラウンド、毎戦しっかり経験を積んで日本の道に戻ってきて欲しい…。私をはじめ日本の“貴元ファン”は皆、心からそれを願っていると思います。

TOYOTA

雪混じりのターマック、スノー、雨で濡れたターマック、そして今回のグラベル。あらゆる道を経験しながらGR YARIS Rally1はポイントランキングをリードして前半3分の1を終えることができました。1戦1戦を走り抜き、シーズン最後にこのクルマが一番強いクルマになれるよう、この先もチームメンバー心ひとつに走ってまいります。ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

追伸 セブへ
今回は悔しい結果でした。次はWECル・マンで長い長いターマックのラウンドですね。チームは別々ですが、タイヤを大切にしながらお互い長い道のりを走り抜きましょう!

追伸 ヤリ-マティへ
我々も次はスーパー耐久富士24時間レースで長い長い道のりですね。ヤリ-マティとは何年も同じチームにいますが、ドライバーとして一緒に走るのは初めてですね。本当に楽しみです! 用意したクルマが慣れない右ハンドル車でごめんなさい。左手のシフト操作を練習しておいて! 一緒に水素エンジンを楽しみましょう!



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