クレイグ・ブリーン、WRCクロアチアの準備でラリーサンレモに参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

クレイグ・ブリーン、WRCクロアチアの準備でラリーサンレモに参戦

©Rallye Sanremo

Mスポーツ・フォードのWRCドライバー、クレイグ・ブリーンが、4月6〜9日にイタリアで開催されるラリーサンレモ(ターマック)に、フォード・フィエスタ・ラリー2で参戦する。今季のWRC最初のターマックラリーとなる第3戦クロアチアラリー(4月21〜24日)に向けての準備だ。イタリアラリー選手権として開催されるラリーサンレモは起伏に富んだナローなターマック路で、WRCクロアチアのステージとそれほど違いは大きくない。

ブリーンは、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1での初参戦となった1月のモンテカルロラリーでは総合3位に食い込んだが、第2戦ラリースウェーデンでは自身が「本当にくだらないミス」と語ったように、わずか1ステージで上位争いから脱落していた。WRCとして初めて開催された昨年のクロアチアラリーでは初日にパンクを喫したが、パワーステージではセカンドベストタイムをマークするなど、本領も発揮していた。

ラリーサンレモの参戦は、イタリア選手権の規定によりラリー2スペックでの参戦となったが、この参戦をWRCクロアチアに向けて有意義に活かしたいと語っている。
「WRCスウェーデンからクロアチアまで間が開いてしまったので、サンレモの参戦は競技モードに頭を切り替える絶好の機会になる。優勝を狙って全力を尽くす」とブリーンは語っている。
「これまでにも、とても楽しんできたイベント。ここ2回の参戦はいずれも勝っているので、今年逃すわけにはいかないよ」

ブリーンがフィエスタ・ラリー2で参戦するのは、このサンレモが初めて。正コ・ドライバーのポール・ネイグルが参戦できなかったため迎えたコ・ドライバーのジョン・ローワンとの参戦は、これが2度目。一方、ラリーサンレモ自体にはこれまでも参戦経験があり、初めて参戦した2012年には総合6位でフィニッシュ。翌13年はサスペンションのトラブルに見舞われたが、2019年はシュコダ・ファビアR5で優勝をマーク。次に参戦した21年にはヒョンデi20 R5で2度目の優勝を飾っている。
(Graham Lister)



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