トヨタのラトバラ代表「ラリー1マシンはより速く、より豪快になる」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

トヨタのラトバラ代表「ラリー1マシンはより速く、より豪快になる」

©WRC PROMOTER

トヨタが12月6日に東京都内で行った「TOYOTA GAZOO Racing 2022年体制発表会」には、トヨタ・ガズーレーシングWRTのヤリ‐マティ・ラトバラチーム代表も登壇。2022年から導入されるハイブリッドの新規定ラリー1仕様のGRヤリスWRC Rally1を投入するにあたり、どのような開発・準備を進めているかという問いに対し「2022年、WRCは大きな変化を迎え、初めてハイブリッドシステムを搭載することになる。マシンのレギュレーションも変わり、サスペンショントラベルが減り、シーケンシャルギヤボックスになるので機械式のギヤレバーになる。もちろん最大の変化は、ハイブリッドになるということ。SS上では100馬力以上、パワーが上がる状況もある。SS上でモーターの力も使えるようになることで、これまでよりも速くなる区間も出てくるだろう。一方でドライバーにとっては、マシンはドライビング面でよりチャレンジングになる。場合によってはこれまで以上にドリフトしなくてはならないということ。この点、映像ではより豪快に映るので、ファンには素晴らしいこととも言える」と、新時代の戦闘機について説明を行った。

こうした変化に関して、同席したGAZOO Racing Companyの佐藤恒治プレジデントは、「今年、トリプルタイトル(ドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズ)を獲ったとはいえ、来年はラリー1が導入されることで、新しい挑戦が始まる。そのような中、ハイブリッドということもあり、WECで我々がやってきたことが活きるのではないかと思っている。WECとWRC、トヨタ・ガズーレーシングにとって、ふたつの大きな柱がより一層連携して、全体としてチームワークよく、家族的な雰囲気で選手権を戦っていけるという期待が持てるのではないか」と語った。

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