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FIAラリー委員長のイブ・マトン「2022年からもWRCはファンをガッカリさせない」

©FIA / Gregory Lenormand / DPPI

2022年のWRCにハイブリッドの新規定、ラリー1マシンが導入されることについて、FIAラリー委員長のイブ・マトンは、ラリー1マシンはこれまでで最も安全なマシンになるが、ファンがステージでガッカリするようなことにはならないと語った。マトンは、来季から現行のWRカーに代わるこのハイブリッドマシンの導入を監督しており、新時代への移行が成功すると見ている。

「ファンのみなさんには、今とほぼ変わらないWRCを目にしていただける」とマトン。
「マシンの形や挙動、そしてサウンドも非常に似ている。もちろん、もっと細かい部分では、エアロダイナミクスはシンプルになる部分もあるが、全体的にはラリー1マシンは現行のWRカーと同じようなマシンだ」

セーフティ面についてマトンは「ラリー1マシンは、安全面についても非常に改良されており、衝突テストやセーフティセルの設計など安全性に関してこれだけの規模で取り組んだのは初めて。マシンの安全性は非常に高いレベルにある」

マトンは、ラリー1規定は、マニュファクチャラーからのWRCへの関心を保つために不可欠であることを強調した。

「この技術がなければ、マニュファクチャラーはWRCをマーケティングツールとして使用することはできない」とマトン。
「積み重ねて行けるものでなければ、資金を投資する意味がなくなる。我々がこれから成し遂げようとすることに関して得られるフィードバックは、ポジティブなものしかない。今では完全にテスト期間に入っており、次に迎える大きなステップであるマシンの公認取得に向けて作業しているが、各メーカーとも一丸となって準備を進めている。チームは、様々な路面で十分な量のテストを行っており、開幕戦のモンテカルロラリーにマシンが間に合うのか疑問を抱かせるような課題は出ていない」
(Graham Lister)

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