WRCモンテカルロが2022年大会のルートを修正 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロが2022年大会のルートを修正

©TOYOTA

2022年WRCの開幕戦を務めるラリーモンテカルロは、WRCプロモーターやマニュファクチャラーからの要望を反映して、暫定発表の内容からシェイクダウンとデイ2に関して修正を行った。ラリーモンテカルロは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行の影響を受け、2021年はルートを短縮しての開催となり、シェイクダウンは行わなかった。

2022年のラリーモンテカルロは、2014年以来拠点としてきたギャップから、モナコにベースを集中させる。これは、モナコ自動車クラブ(ACM)の組織委員会が、世界で最も魅力的なラリーの第90回大会を多角的に盛り上げるために希望したことによるという。2021年の開催と比較してルートの95%が修正され、アルプ=マリティームとアルプ・ド・オート・プロバンスに設定される難易度の高いステージにより、保守性と独創性がこれまで以上にミックスされた構成としている。

ラリーは1月17日月曜日から19日までの3日間レッキを行った後、20日木曜日にシェイクダウンを実施。プライオリティ1ドライバーのみの参加となり、安全面での理由から観客のアクセスは禁止となる。ラリーはこの日の夕方、今もなお荘厳なカジノ広場でスタートを迎える。この後、2本のナイトステージ、Luceram / Lantosque (SS1、18.97km)とLa Bollene-Vesubie / Moulinet(SS2、23.59km)を走行する。

21日金曜日の構成は修正が行われ、アルプ=マリティームの北部、メルカントゥール・ナショナルパーク近郊に設定される3SS:Roure / Beuil(SS3/6、18.45km)、Guillaumes / Peone / Valberg(SS4/7、13.52km)、Val-de-Chalvagne / Entrevaux (SS5/8 、 17.48km)を2ループする98.90kmの構成。日中、ピュジェ・テニエでリグループとタイヤ交換が設定されている。

22日土曜日のデイ3は、アルプ・ド・オート・プロバンスが舞台となる92.61kmを走行。Le Fugeret / Thorame-Haute(SS9 、16.85km)は、スペシャリストの間ではLa Colle Saint-Michel として知られる。その後、新ステージSaint-Jeannet / Malijai(SS10/12 、17.09km)と、オートンと非常に過酷なフォンベル峠を抜ける難関Saint-Geniez / Thoard (SS11/13、20.79km)を2ループ。間に、ディーニュ・レ・バンでリグループとタイヤ交換が設定されるが、日中サービスはなく、マシンにもクルーにも厳しい行程となる。

第90回目のラリーモンテカルロを締めくくる23日日曜日は、アルプ=マリティームの北西部に4SS・67.34kmが設定され、この日も日中サービスは設定されない。新たな要素を加えるLa Penne / Collongues(SS14/16、19.36km)、ビュイ峠とバル・ド・シャルバーニュを抜けるBrianconnet / Entrevaux(SS15/17、14.31km)2ループする構成で、Brianconnet / Entrevauxの2本目はパワーステージに指定される。クルーはその後、モナコに戻ってフィニッシュ、カジノ広場での表彰式を迎える。



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