WRCギリシャ:オープニングの市街地SSはトヨタのオジエが制す – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCギリシャ:オープニングの市街地SSはトヨタのオジエが制す

©TOYOTA

WRC第9戦ギリシャは、9日(木)の夕方に首都アテネでセレモニアルスタートが行われ、続いてオープニングステージとして市街地でのSSが実施された。

市街地SSといっても距離は0.98kmと短く、国会議事堂前にあるシンタグマ広場の外周道路2カ所に360度ターンのセクションを設けた、PR要素の強いものだ。ターマック路面をグラベル仕様サスペンションとタイヤで走るため、観客はラリーカーのダイナミックな挙動を楽しんだ。

上位陣のタイヤ選択はハードコンパウンドを基本に、3パターンに分かれた。トヨタの3台はハード5本。ヒュンダイのオィット・タナック、ダニ・ソルド、ピエール‐ルイ・ルーベと、Mスポーツ・フォードのジョルダン・セルデリディスはハード6本。ヒュンダイのティエリー・ヌービル、Mスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスとアドリアン・フルモーはハード4本にソフト2本という組み合わせを選んでいる。

リバースオーダーでスタートしたこのSSで、ベストタイムをマークしたのは上位陣最終走者となったセバスチャン・オジエ。短距離のため後続との差はそれほどつかないかと思われたが、2番手のエルフィン・エバンスに0.6秒差をつける無駄のないドライビングを披露し、機先を制した。このふたりに続く3番手は、同じくトヨタのカッレ・ロバンペラ。その後ろにティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、オィット・タナックらヒュンダイ勢が僅差で続くかたちとなった。

ラリーは10日(金)から本格的なグラベルステージがスタート。競技2日目はSS2〜SS6までの5SS、SS距離89.40kmで争われる。日中にはサービスが設けられないため、無用なダメージを避ける必要もあるなど気の抜けない展開となりそうだ。オープニングのSS2は日本時間10日(金)の16時18分スタート。

WRCギリシャ SS1後暫定結果
1. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 51.5
2. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) +0.6
3. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) +0.8
4. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +0.9
5. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +1.0
6. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC) +1.0
7. A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.3
8. M.オストベルグ(シトロエンC3ラリー2) +1.3
9. K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.5
10. G.リンナマエ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.5



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