【速報】WRCアクロポリス:ヒョンデ初の1-2-3フィニッシュ達成。勝田貴元はサバイバルラリーを生き残り6位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCアクロポリス:ヒョンデ初の1-2-3フィニッシュ達成。勝田貴元はサバイバルラリーを生き残り6位

©HYUNDAI

2022年のWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャは、すべての競技日程を終えて、ヒョンデのティエリー・ヌービルが優勝を飾った。2位にはオィット・タナック、3位にダニ・ソルドが入り、ヒョンデは初の1-2-3フィニッシュを達成した。

競技最終日に残されたステージは、SS14〜16の3SS。2SS走行後にサービスを挟み、最終のパワーステージを走行する、51.34km。距離は短いが、ここまで多くのトップクルーがギリシャの厳しい路面に飲み込まれており、最後まで何が起こるのか分からない。

その予想どおり、3番手を狙ってスタートしたトヨタのエルフィン・エバンスが、SS14に向かうロードセクションでターボトラブルからストップ。ラリー続行を断念、これでトヨタは3台すべてが上位争いから脱落することになった。

SS14は2番手のタナックが、首位のヌービルに2.9秒差をつけてベストタイム。エバンスが戦列を去ったことで、4番手にはMスポーツ・フォードのピーエル-ルイ・ルーベが浮上するが、3番手のソルドとは1分46秒も離れており、ヒョンデのトップ3体制は盤石の状態にある。続くSS15はヌービルがベストを獲り返し、タナックが2番手で走り切り、ラミアでのサービスを挟んで最終のパワーステージを迎える。

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パワーステージのSS16はリバースオーダーとなり、WRC2勢の上位からスタート。最初にコースインしたのは、WRC2の3番手につけるヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)だが、ロッセルはコース途中でヘアピンのインに乗り上げ低速で横転、観客の助けを借りてマシンを起こしたものの、その場から再び走り出すことはできず、競技続行をあきらめることに。続いてニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)、エミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が走行し、リンドホルムが今季2勝目を獲得した。

ラリー1はMスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスが暫定ベストタイムをマーク。トヨタのエサペッカ・ラッピに続いてコースインしたカッレ・ロバンペラがそのタイムを更新してステージは進行していく。ロバンペラに続きコースインした勝田貴元は、右リヤタイヤをパンクし大きくタイムを失いながらもステージを走り切り、総合6位以上を確定させた。勝田はステージ前になんらかのトラブルがあったため集中力を欠いてしまったとSSフィニッシュのインタビューで語っている。勝田の後はMスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンと、ピエール‐ルイ・ルーベがフィニッシュしてそれぞれ5位、4位以上を確定。SSタイムは、依然としてロバンペラが暫定トップをキープしている。

TOYOTA


そしてヒョンデ勢の3台がスタート。ソルドはSS5番手タイムでフィニッシュし、3位以上のリザルトを確定。これで今季出場した3戦すべてで3位表彰台を獲得する安定感を見せた。続いてコースインしたタナックは、ロバンペラを3秒上まわるベストタイムを刻み、2位以上の結果を手中に収めた。そして上位陣最終走者のヌービルは、リスクを避けた走りでフィニッシュ。今シーズン初勝利を飾るとともに、ヒュンダイ初の1-2-3フィニッシュを達成した。ヌービルにとってはキャリア通算16勝目だ。

これで総合順位はヌービル、タナック、ソルド、ルーベ、ブリーン、勝田というトップ6に。パワーステージは、タナック、ロバンペラ、ブリーン、グリーンスミス、ラッピというトップ5がボーナスポイントを得ることとなった。第10戦までを終えて、ドライバーズランキングはロバンペラが207点でトップを独走、タナックが154点、ヌービルが131点、エバンスが116点。勝田は100点で選手権5番手につけている。マニュファクチャラーズランキングは、トヨタが404点、ヒョンデ341点、Mスポーツ・フォードが214点、TGRニュージェネレーションが112点となった。

次戦は9月29日〜10月2日に開催されるラリーニュージーランド。オークランドを拠点として行われるグラベルラリーであり、WRCとして開催されるのは2012年以来のこととなる。

WRCアクロポリス 暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 3:34:52.0
2. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) +15.0
3. D.ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1) +1:49.7
4. P.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +3:42.2
5. C.ブリーン(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +4:09.0
6. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +6:21.1
7. E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +7:46.6
8. N.グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +8:22.7
9. A.ツォロフタス(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +10:53.8
10. E.ブリニルドセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +10:56.7



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