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トヨタのエバンスとロバンペラがヤリスのラリー1マシンを初テスト

©Toyota Gazoo Racing WRT

トヨタのエルフィン・エバンスとカッレ・ロバンペラが、2022年からWRCの最高峰クラスに導入されるハイブリッド新規定、ラリー1仕様のヤリスを初めてテストしたことをwrc.comが伝えた。

チームは、初期段階の開発を終えてからWRCの現役クルーにドライブさせるために、これまでの作業はテストドライバーのユホ・ハンニネンが担当してきた。エバンスとロバンペラは、チームがフランスのラリーモンテカルロのコースにも近いターマック路で行ったテストに参加。テクニカルディレクターのトム・ファウラーは、2022年マシンの開発は順調に進んでいると語る。
「ここから、一気に前進していく」とファウラー。
「勘違いしてほしくないのは、まだこの先も壮大なチャレンジが待っているということ。しかし、ひと月前と比べれは、それほど大変でもなくなってきた。このマシンを開発するうえで重要なことの多くは、かなりまとまってきた。ドライブトレイン、トランスミッション、サスペンションなど、製造に何カ月もかかるものばかりだが、かなりいい感じで見えてきた」

ファウラーは、この先の数週間でテストの内容が進化していくだろうとしている。
「テストでマシンが見せた速さは素晴らしかった」とファウラー。
「しかし、これがラリー環境の中でも確実に発揮されるようにしていかなくてはならない。つまり、パーツやいろいろな要素のサービス性などを検討するということだ」

一方、9月9日にはWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャの開幕を控える中、ロバンペラは忙しい一週間を過ごした。このハイブリッド・ヤリスのテストのほか、週のはじめにはフィンランドで勝田貴元とともにスープラやヤリスでドリフトイベント、ベネスティア・ドリフティングに参加している。

Kalle Rovanperra



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