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WRCモンツァ、会期調整はバレンティーノ・ロッシ参戦確保のため

©MONZA RALLY SHOW

WRC最終戦となるラリーモンツァ(ターマック)は、11月19〜21日の会期を発表しているが、これはERC最終戦と同週末。両選手権の会期が重なったのは、MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシの参加を確保するためだという。

今季のWRC最終戦に予定されていたラリージャパンが9月7日、新型コロナウイルスの感染流行の影響を受けて中止されたことを受け、ラリーモンツァはその代替として2年連続でWRC最終戦を務めることが発表されたが、独自の取材によるとロッシはWRカーでの参戦に向けて交渉を続けているという。

2020年はWRCラリーモンツァとして開催されたベースイベントのモンツァ・ラリーショーでは何度も優勝を飾っているイタリアのロッシは、今季限りでMotoGPからの現役引退を発表している。しかし、MotoGPのバレンシアが、当初ラリーモンツァが予定していた11月11〜14日(ラリージャパンが予定していた会期)と重なっていたことから、ラリーモンツァは会期を1週間遅らせての11月19〜21日に調整。この週末にはERCも最終戦ラリーイズラス・カナリアス(スペイン、ターマック)を迎える。

2020年に引き続き、今季も新型コロナのパンデミックの影響を受けて世界的にラリーイベントの日程変更が相次いでおり、WRCとERCが同週末に開催されるのは今季2度目。10月1〜3日にはWRCラリーフィンランド(グラベル)とERCラリーセラス・デ・ファフェ(ターマック)が開催される。WRCとERCは、2022年からはいずれもWRCプロモーターがプロモーション運営を行うことが決まっている。
(Graham Lister)



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