大洪水の影響を受けて世界RX初開催のニュルブルクリンクが最終戦に延期 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

大洪水の影響を受けて世界RX初開催のニュルブルクリンクが最終戦に延期

©FIAWorldrallycross.com / Robert Kah / imagetrust

世界ラリークロス選手権のプロモーターを務めるラリークロス・プロモーターは、先日、この地域を襲った大規模洪水の影響を受けて第2戦、第3戦としてニュルブルクリンクで開催を予定していたドイツラウンドを延期することを発表した。

2021年の世界ラリークロスは、今週末スペインのバルセロナでようやく開幕する。ニュルブルクリンクはその後、7月31日〜8月1日に選手権初開催を迎える予定となっていた。しかし、ドイツは広範囲にわたって大洪水の被害に見舞われており、ニュルブルクリンクは物資配給センターとして救急・復興の拠点となっていることから、世界RXの延期を余儀なくされた。

ニュルブルクリンクでの世界RX初開催となるダブルヘッダーは、シーズン最終戦として11月27〜28日に日程が調整されており、観戦チケットもそのまま有効になるという。これにより、第3戦は8月20〜22日にヘリェスで開催されるスウェーデンとなる。

ラリークロス・プロモーターのエグゼクティブ・ディレクター、アルネ・ディルクスは「先日、ドイツを襲った大洪水の映像は誰もが目にしたところ。幸い、ニュルブルクリンクのサーキット自体はこの自然災害の中でも、その施設のほとんどが無事だったが、残念ながら周辺地域は無傷とは言えない」とコメント。
「時にはラリークロスよりも重要となることがあるということを考えなくてはならないし、人道的な活動のために日夜努力してきたイベント主催者に多大な敬意を払わなければならない」

「同時に、主催者たちはイベントの日程調整に向けて、我々選手権プロモーターやFIAと緊密な連携を図ってきた。今年の終わりに、この伝統の舞台でイベントが感動的なフィナーレを迎え、モータースポーツを象徴する場所で世界ラリークロス選手権のチャンピオンが戴冠する場面を見ることを心から楽しみにしている」



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