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ARAサザンオハイオでスバル勢がダブルポディウム

©subaru.com/rally

米国の国内ラリー選手権、アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)第5戦サザンオハイオ・フォレストラリー(グラベル80%、ターマック20%)が6月11〜12日、オハイオ州チリコシーで開催され、スバル・モータースポーツUSAから参戦したトラビス・パストラーナとブランドン・セメナックがそれぞれ2位、3位でフィニッシュした。

パストラーナがチームに復帰した2020年にも、エンジンから出火するという憂き目に見舞われていたサザンオハイオ。カレンダーの中でも最もタイトでナローなステージが舞台となるこのイベントでは、次々に変わる天候、ステージキャンセルという波乱の中、チームは今回も、シーズンで初めてメカニカルトラブルが発生するという苦戦を強いられた。パストレーナは、金曜日の夕方に行われたステージでエンジンストールを喫し、早々に優勝争いから脱落。一方、雨に見舞われたこの日に見事な走りを披露したセメナックは、首位に立ってこの日を終えている。

しかし土曜日の午前中は、主催者の連絡系統のシステム不調により、この日最初の6SS中5SSがキャンセルとなる異例の事態に。ラリーは昼をすぎてからアイテナリーを組み見直し、午前中に予定されていた3SSを2ループする形で再開。結果的に、予定されていた15SSから、10SSに短縮しての争いとなった。この日の午前、唯一走行したSS6でバリー・マッケンナに首位を奪われたセメナックは、その後も堅実なタイムを連発して首位争いを続けたが、2ループ目に入ると電気系統のトラブルで2分以上をロス。この結果、パストラーナにもかわされての3位に順位を落としてのフィニッシュとなった。

subaru.com/rally

選手権争いでは、ここまで3勝、2位1回と好調のパストラーナが83ポイントで首位を堅守。2番手のマッケンナに50ポイント差をつけている。セメナックは43ポイントで3番手、今季はスバルにスイッチしたケン・ブロックが34ポイントで4番手につけている。

スバル・モータースポーツUSAは、7月30-31日、チームのホームイベントであるニューイングランド(グラベル)でARA次戦を迎える。

ARAサザンオハイオ 最終結果
1 B.マッケンナ(フォード・フィエスタWRC) 1:17:34.6
2 T.パストラーナ(スバルWRX STI) +2:06.4
3 B.セメナック(スバルWRX STI) +2:30.4
4 J.コイネ(フォード・フィエスタ・ラリー2) +10:30.7
5 M.ピアトコフスキー(スバル・インプレッサRS) +13:41.7
6 A.ビアロブレスキー(スバル・インプレッサSTI) +14:49.9



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