WRCフィンランド、「ファンの存在は不可欠」観戦実現のため短縮日程に – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド、「ファンの存在は不可欠」観戦実現のため短縮日程に

©TOYOTA

既報のとおり、ラリーフィンランドは例年の8月開催から10月1〜3日に延期されWRC第10戦として開催される予定だ。ラリー主催者は、大会開催のためにはチケットの販売が不可欠だとしており、3日間に凝縮したフォーマットで観客を動員できる可能性を最大限に高めることが開催実現につながるとしている。実質的に競技を2日半で行うことで運営コストを削減するとともに、夏季休暇の時期を外して開催することで、観客動員数の増大を防ぐことができる。

ラリーフィンランドのクラーク・オブ・ザ・コースを務めるカイ・タルキアイネンは「ルートは、COVID-19のパンデミックを受けて国や地域から発令されている制限項目に沿って設定されており、変更が必要な場合になっても、直前でも調整が可能だ」と語る。
「ファンなくしてイベントを開催することは、我々にはできないこと。ワクチン接種やそのほかの措置が順調に進み、ラリーが計画どおりに実施できることを、主催者全員が期待しているし、そうなると確信している」

イベントのフォーマットは凝縮されても、タルキアイネンは世界屈指の高速ラリーが見応えを失うことはないと断言。修正されたアイテナリーにはナイトステージも含まれているという。

「延期された秋の会期に合わせて設定した。その影には、関係者のみなさんやファンの期待に応えようと、主催者が一丸となって取り組んできた努力がある。例年の4日間ではなく3日間での構成となるが、ステージ数は十分にあり、可能な限り距離も確保した。また、毎年取り組んでいるように、何か新しい要素を加えるための変更も行っている」
(Graham Lister)



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