ヒュンダイ、ヤリ・フッツネンのWRC2参戦を発表「オリバーはライバルとして意識」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、ヤリ・フッツネンのWRC2参戦を発表「オリバーはライバルとして意識」

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ヒュンダイは、2020年のWRC3チャンピオン、ヤリ・フッツネンが2021年のWRC2に参戦することを発表した。チームはヒュンダイi20 R5のドライバーとして、すでにオリバー・ソルベルグ、オーレ・クリスチャン・ベイビーの参戦を発表しており、チームメイトとしてフッツネンが加わる形だ。

フッツネンは、2月26〜28日に母国フィンランドで開催されるWRC第2戦アークティック・ラップランドラリー(グラベル&スノー)からポイント対象として参戦する。フッツネンは2020年のラリースウェーデンにi20 R5で参戦し、RC2クラストップ、総合10位でフィニッシュしており、同じくスノーラリーのWRCアークティックでも活躍が期待される。2020シーズンはi20 R5でWRC3部門に挑み、シーズン2勝をマーク。最初の優勝は、コワックス2Bラリーチームがプリペアしたマシンだった。さらにヒュンダイ・ポーランドとのパートナーシップにより、ポーランド選手権にも挑戦し、グラベルでもターマックでも圧倒的な強さを発揮し、3戦中2勝をマークしてタイトルを獲得している。2021年はWRC2に挑むことになったフッツネンだが、すでにこのレベルでの挑戦は経験済みでポディウムにも3回上がっている。最後にWRC2部門に参戦したのは、i20 R5で参戦した2019年のラリーフィンランドだ。

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第2戦アークティックでは、フッツネンとベイビーがシーズン初戦に挑む。一方、ソルベルグはこのアークティックでは、ヒュンダイ2Cコンペティションからエントリーし、i20クーペWRCでWRカーデビューを飾ることが発表されている。ソルベルグはモンテカルロでは選手権外でのエントリーだったが、5月のラリーポルトガルではWRC2部門にエントリーする予定。また今季は、3ドライバー全員がi20 Nラリー2の実戦デビューを飾る見込みとなっている。今後数カ月のうちには、各ドライバーがそれぞれ、この新マシンでの開発にも関わる予定だ。

WRC2への挑戦が決まったフッツネンは「2021年、ヒュンダイ・モータースポーツのWRC2チームに加わることになり、本当にうれしい」とコメント。
「昨年はWRC3で、参戦したすべてのラリーで優勝を目指し、ポディウムに上がった。今年のWRC2のプログラムでも同じ目標を目指していく。2020年、コワックス2Bラリーチームと充実した活動ができてマシンは熟知しているので、WRC3タイトルを獲得した時のようなパフォーマンスを披露できる要素のすべてが揃っている。アークティックのスタートを心から楽しみにしているが、そのほかのラリーも同じだ。ソルベルグやベイビーとチームメイトになれることも、最高だね。ふたりともとても強いドライバーなので、ステージで彼らと戦うことも楽しみだ。ラリー活動での自分の目標は、アークティックでのオリバーのようにワールドラリーカーでWRCに参戦することなので、彼と同じ部門で参戦する時は少しライバルとして意識してしまうだろうね」

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ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表、アンドレア・アダモは「2020年に活躍してくれたヤリがさらに成長するためには、WRC2にステップアップする以外になかった」とコメント。
「WRC3とポーランド選手権でタイトルを獲得したことで、スノー、グラベル、ターマックと路面を問わずにオールラウンドでの強さを証明しているので、今季もその強さが続かない理由がない。彼の素晴らしいパフォーマンスを活かすためのプログラムを確定させるために、この数カ月必死に取り組んできたので、ヤリが2021年、ヒュンダイ・モータースポーツのWRC2参戦のラインナップに加わることが決まって本当にうれしい。WRCアークティックでは、いい形でシーズンを滑り出せると思うし、優勝争いにも挑めると思う。これでチームのWRC2部門には、素晴らしいクルーが3組揃った。いずれも、意識の高いドライバーばかりだ。それぞれがタイトルに挑むことを期待できると思うが、ともに取り組み、ともに戦いながら、シーズンを通して成長を続けてもらいたい」



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