TOYOTA GAZOO Racing WRTは、2021年シーズンを戦うヤリスWRCの新カラーリングを発表した。『市販車と競技車両との強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとする新しいカラーリング』は、2020年までの車両と比べると黒い部分の比率が増え、同時に発表されたWEC2021年シーズン参戦車両のル・マン・ハイパーカー「GR010 HYBRID」と趣を同一にするものとなっている。
以下はプレスリリース
2021年シーズン仕様のヤリスWRCは、FIA世界耐久選手権(WEC)ハイパーカーカテゴリー参戦のために開発した新型車両、GR010 HYBRIDと同様に、WRC参戦で得た知見を活かして開発したGRヤリスのような市販車と競技車両との強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとする新しいカラーリングを備えています。実績のあるヤリスWRCを新しいカラーリングで包み、チームは5年目のシーズンに臨みます。2022年には新しいテクニカルレギュレーションが導入されるため、現行のヤリスWRCにとっては2021年が最後のシーズンとなります。
ヤリスWRCはこれまでに、出場したWRCイベントの3分の1以上にあたる17勝と、322回のステージ優勝を獲得しています。2018年にはマニュファクチャラーズタイトルを、2019年と2020年にはドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを手にしており、2021年は3つの選手権タイトル獲得を目指します。
チームは引き続きさらなる開発を通じて、ヤリスWRCの改善に努めてまいります。また、今シーズンからイタリアのピレリがWRCトップカテゴリーチームに対する単独タイヤサプライヤーとなったため、ヤリスWRCは新たにピレリタイヤを装着してシーズンを戦います。
WRC の2021年シーズンは、1月21日(木)から24日(日)にかけて、モナコおよびフランスで開催される、伝統のターマック(舗装路)イベント「ラリー・モンテカルロ」で開幕します。