ERCハンガリー:SS1はERC1ジュニアのマルチェクがトップタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCハンガリー:SS1はERC1ジュニアのマルチェクがトップタイム

©ERC / Grégory Lenormand / DPPI

ERC第4戦ラリーハンガリー(ターマック)は11月6日、スロバキアとの国境に近いハンガリーのニーレジハーザで開幕した。

昨年、初めてERCに加わったハンガリー。今季は、全16SS、191.06kmのステージで争われる。新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策を行いながら、サービスパーク以外は観客を入れての開催をスタートさせている。

ERC / Bastien Roux / DPPI

11月6日には、ニーレジハーザの南東部にあるラボクシアリングのラリークロスコースに設定されたSS1の走行が行われ、ERC1ジュニアのミコ・マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO)がトップタイムをたたき出した。ORLENチームから参戦する現ポーランド王者のマルチェクは、この2.4kmのステージで1分38秒5をマーク。今回、Topp-Carsラリーチームから参戦しているアンドレアス・ミケルセン(ファビア・ラリー2 EVO)に0.7秒差をつけた。

「ベストを尽くしたよ」とマルチェク。
「ポーランドに元気を贈りたかった。自分たちはストレートでしか速くないと言われたこともあったけど、今はテクニカルなステージでも速さを出すことができることを見せられたんじゃないかな」

オリバー・ソルベルグは今季初めて、ファビア・ラリー2 EVOでのERC参戦に臨んでおり、このステージはサードベスト。エリック・カイス(フォード・フィエスタ R5 MkII)、ハンガリー選手権リーダーのフェレンク・ビンチェ、このイベントの元ウイナー、アンドラス・ハディクが続いた。ヒュンダイi20 R5で参戦しているクレイグ・ブリーンは「修羅場のスタート」と語り、8番手タイムに留まっている。また、ERC選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)はスタートでエンジンストールを喫し、トップタイムから5.5秒遅れ。今後の挽回を期す。

レグ1の競技は11月7日、SS2から再開。この日は4SSを2ループする8SS、118.78kmが設定されている。

ERCハンガリー 暫定結果(SS1終了時点)
1 M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO) 1:38.5
2 A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO) +0.7
3 O.ソルベルグ(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO) +1.7
4 E.カイス(フォード・フィエスタR5 MkII) +2.0
5 F.ビンチェ(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO) +2.4
6 A.ハディク(フォード・フィエスタR5 MkII) +2.6
7 C.ブリーン(ヒュンダイi20 R5) +2.7
8 S.ワグナー(シュコダ・ファビア・ラリー2 EVO) +3.2



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