ERCファフェ:ルキヤナクが今季2勝目、26位完走のオリバーはERC1の選手権首位を死守 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCファフェ:ルキヤナクが今季2勝目、26位完走のオリバーはERC1の選手権首位を死守

©ERC / Jorge Cunha / DPPI

ERC第3戦ラリーファフェ・モンテロンゴは10月4日、競技最終日が行われ、前日首位で折り返していた選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)が、劇的な結末の末にトップ3が4.7秒差内にひしめく激戦の中で首位を死守。今季2勝目を飾った。

この日は3SSを3ループする9SS、SS距離87.15km。変わりやすい天候となる中、ルキヤナクは最終2本目となるSS17でスピン。23秒以上あった差は、総合2番手で追うヨアン・ボナート(C3 R5、選手権対象外)と3.8秒差、3番手のイバン・アレス(ヒュンダイi20 R5)とも4.7秒と一気に詰まってしまった。

しかし、雨が降りだす中でスタートした最終SS、2018年チャンピオンのルキヤナクはこの難局をしっかりと乗り切り、今季2勝目をマーク。選手権リードを広げることに成功した。
「自分が状況を厳しくした。スピンをしたのは自分のミス」とルキヤナク。
「ハンドブレーキで曲がろうとしたがロックしなかったので、もう少し引いたら急に崩れてしまった。こんなことは一度も起きたことがなかったし、起きてうれしいことでもなかったが、これでモチベーションを高め続けることができたし、実際、このリザルトはアメージング。午前中はかなりリラックスしていたが、後続がかなり追い上げてきたので日中は厳しくなった。ペースをコントロールすることに努め、あのスピンまではうまくやれていた」

「でも、最後のステージは僕らもよくやったと思う。スタートラインから大雨になったが、全力を尽くしたし、いいドライブでペースもよかった。自分を誇らしく思うよ。素晴らしいマシンとタイヤを準備してくれたチームとピレリに感謝している。彼らのおかげで僕がいる。現状の参戦状況は厳しく、次のイベントのためにもっとスポンサーが増やせることを期待しているが、今はこの時間を楽しみたい」

ERC / Jorge Cunha / DPPI

選手権外参戦のボナートは、アレスを0.1秒差で抑え切って総合2位でフィニッシュ。アレスは、選手権順位では2位でのフィニッシュを決めた。総合4位、選手権3位にはグレゴワール・ミュンスター(i20 R5)が入り、ERC1ジュニア初勝利をマークしている。

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ERC2では、チボール・エルディが首位を堅守。ERC3/ERC3ジュニアでは前日首位に立っていたペップ・バサス(プジョー208 ラリー4)が、選手権リーダーのケン・トーン(フォード・フィエスタ・ラリー4)を抑えて初優勝を飾った。アバルトラリーカップでも、前日トップのアンドレア・マベリーニ(フィアット・アバルト124 RGT)がリードを守り切り、今季2勝目をマークした。

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前日レグリタイアを喫したチームMRFタイヤのクレイグ・ブリーン(i20 R5)は、この日を再スタート。MRFのタイヤ開発プログラムのためにこの日の9SSを走行し、16位でフィニッシュした。また、シェイクダウンでのクラッシュからスタートにこぎつけた後、ターボトラブルで大きく後退し上位フィニッシュの望みを失ったオリバー・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTi R5)も、この日はステージウインを3本奪取するなどポテンシャルの高さを披露。ERC1部門3連勝は逃したが、総合26位、部門6位でフィニッシュしてポイントを獲得した。

「自分のドライビング自体には、とても満足している。コンディションがいろいろ変わって、とても興味深い週末だった。金曜日のこと(シェイクダウンでのクラッシュ)があったので、参戦できたこと自体がうれしい。素晴らしい仕事をしてくれたチームには心から感謝している。素晴らしくてチャレンジングな週末だった」と語るソルベルグは、ERC選手権2番手、ERC1ジュニア首位の座を死守したが、タイトルを狙うERC1ジュニアでは、ミュンスターとの差が7ポイントに詰まっている。

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ERCの次戦、第4戦ラリーハンガリー(ターマック)は11月6〜8日、ハンガリー北東のニーレジハーザで開催される。

ERCファフェ・モンテロンゴ 最終結果
1 A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) 1:45:52.5
2 I.アレス(ヒュンダイi20 R5) +4.7
3 G.ミュンスター(ヒュンダイi20 R5) +1:06.1
4 M.マレチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:43.9
5 N.ヘルチグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1:53.4
6 E.カイス(フォード・フィエスタR5 MkII) +2:00.2
7 D.ディンケル(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:05.8
8 C.デバイン(ヒュンダイi20 R5) +3:02.0
*総合2位のヨアン・ボナート(C3 R5)はERC選手権対象外

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