WRCイタリア:シェイクダウンはタナックとエバンスが同タイムでトップ。勝田貴元は9番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:シェイクダウンはタナックとエバンスが同タイムでトップ。勝田貴元は9番手

©HYUNDAI

2020年WRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)は、10月8日にシェイクダウンが行われ、ヒュンダイのオィット・タナックとトヨタのエルフィン・エバンスが同タイムでトップに並んだ。3番手はトヨタのセバスチャン・オジエ。勝田貴元は9番手タイムでシェイクダウンを終えている。

シェイクダウンは、サービスパークが置かれるアルゲーロから15kmほど離れたオルビアのステージ(3.79km)で実施された。文字どおり雲ひとつない晴天、コンディションはドライ。ステージはラフではないものの、マシンが走行を重ねるたびにライン上の砂利はどんどんと掃けていった。

1回目の走行ではトヨタのカッレ・ロバンペラがトップタイムをマークしたが、なんとフライングフィニッシュ後の右コーナーでアウトにはらみ、コースアウトし横転。クルーは無事だったものの、その後の走行チャンスをフイにしてしまった。

ほとんどのドライバーが3回〜4回走行を行い、タナックは3回目、エバンスは4回目でベストタイムをマーク。明日からの競技スタートに向けて、マシンの感触を確かめた。3番手にオジエ、その後ろにダニ・ソルド、ピエール・ルイ・ルーベ、ティエリー・ヌービルとヒュンダイ勢が続く。勝田は3回走行を行い、トップから2.5秒遅れの9番手でセッションを終えている。

また、このセッションではピレリの新型タイヤのPRのために、アンドレアス・ミケルセンとペター・ソルベルグがピレリカラーのシトロエンC3 WRCで走行を披露した。

ラリーは10月9日(金)からスタート、初日はSS1〜SS6の計6SS、SS走行距離95.25kmで争われる。周辺の降水確率は10%ほどと、走行順がタイムに大きく影響するドライコンディションとなりそうだ。SS1は日本時間の14時50分スタート。

WRCイタリア シェイクダウン暫定結果
1. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 2:13.6
2. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)4/4 2:13.6
3. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)3/3 +0.8
4. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 +1.1
5. P.ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)4/4 +1.3
6. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)4/4 +1.6
7. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC)3/4 +1.7
8. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)4/4 +1.8
9. 勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)3/3 +2.5
10. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC)3/3 +2.6
11. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)1/1 +4.9
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】



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