WRCトルコ:シェイクダウンはティエリー・ヌービルがトップタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCトルコ:シェイクダウンはティエリー・ヌービルがトップタイム

©Hyundai Motorsport GmbH

2020年WRC第5戦ラリートルコ(グラベル)は9月18日、4.70kmのステージでシェイクダウンが行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)がトップタイムをマークした。

1回目の走行ではロバンペラがトップタイムをマークしており、ガス・グリーンスミス(フォード)も3番手タイムをマークしていた。2回目の走行になるとタナックがトップタイムを更新した。

ほとんどのドライバーがこの2回目の走行で自己ベストをマークするなか、ヌービルは2巡目で右リヤのサスペンションにダメージを負ってしまった。しかし、サービスで修復し、再び挑んだ3回目ではチームメイトのオィット・タナックが出していたそれまでのトップタイムを1.2秒更新した。さらに0.2秒差の3番手タイムは、カッレ・ロバンペラ(トヨタ)がたたき出している。

「信じられないほどラフなステージだった。シェイクダウンからすでにハードなステージだったが、それを切り抜けていいセッティングを見つけることもできた。今晩はいい滑り出しを決めなくてはならない。楽しみにしているよ」とヌービル。

トヨタのエルフィン・エバンスはロバンペラに0.1秒差の4番手、選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(トヨタ)はさらに0.2秒遅れの5番手タイムと、トヨタ勢は3人がトップ5タイムを刻んだ。6番手タイムには、モンテカルロ以来のWRC参戦となるセバスチャン・ローブ(ヒュンダイ)が続いた。

一方、1回目の走行で順調な滑り出しを見せていたグリーンスミスは、2回目の走行でパンクを喫した後、3回目の走行では1.6km地点でバンクにクラッシュ。マシンのダメージはそうひどくはない様子ではあるが、苦いウォームアップとなってしまった。

ラリーはこの後、SS1のイチメレル(13.90km)が日本時間の9月18日23時08分にスタートする。

WRCトルコ シェイクダウン結果(トップ10)
1. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 3:23.4
2. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC)2/3 +1.2
3. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)2/3 +1.4
4. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)2/3 +1.5
5. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)2/3 +1.7
6. S.ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 +3.6
7. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC)3/3 +3.9
8. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)1/2 +4.8
9. P.ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)2/3 +4.8
10. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC)2/4 +5.4
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】



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