オジエ、トルコでの出走順を考えると「金曜日の2SSが重要」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

オジエ、トルコでの出走順を考えると「金曜日の2SSが重要」

©TOYOTA

WRC第5戦のスタートを前に、TOYOTA GAZOO Racing WRTが主催したメディアアワー(オンライン)において、エースのセバスチャン・オジエは次のように質問に答えた。特に先頭走者となるオジエにとっては、ラフグラベルラリーでの出走順は重要なポイントとなる。

──昨年のラリー・トルコと比べてどうですか。

昨年も同時期に開催されたが、状況は違ったので今年と比較できるかどうかは分からない。目標は同じで、できるだけ多くのポイント数を獲得することだ。昨年はそのことがとても重要だったが、今年はイベント数があまり残されていないのでさらに重要になる。

ラリーは2本のパワーステージのようなセクションからスタートする。良いニュースとしては僕の出走順がトップなのは25km「だけ」ということだが、それによって僕の仕事が容易になるわけではない。最初の2SSではスターティングオーダーがトップであることから少しタイムはロスするが、できるだけトップとの差をつけられないよう全開で走らなくてはならない。そうすることによって翌日、有利な出走順を獲ることができるからだ。それが週末における最初のチャレンジになる。

それからのチャレンジは、トラブルができるだけ発生しないように心がけることで、それは日曜日まで続く。日曜日の最初のステージは以前金曜日に走っていた場所で、コンディションが最もラフだからだ。すなわち、日曜日の結果が出るまではまったく分からないということを意味する。

──金曜日の夜に出走順の変更が行われるということは、その後のポジションがあまり変わらなさそうだということを意味していますか? この最初のステージを特に入念に準備しましたか?

土曜日の出走順がこのステージの結果で決まるわけだから、ドライバー全員がこの2本のステージの重要性を理解していると思う。この25kmを走り終えた後に順位が悪ければ、土曜日からもトップに近いポジションでスタートしなくてはならない。だから金曜日の2本は余計に気をつけなくてはならないと考えている。

──ラフな路面に対してヤリスWRCはこれまで苦労するパターンが多く見られましたが、今回はなにか特別な対策を行ってきていますか? ギリシャテストを経てのクルマの合わせ込みはどうでしょう。

「これまで苦労するパターン」があったとはあまり考えていない。確かに過去には苦労したイベントもあったが、ここでは特にそうではなかったのだと記憶している。開催初年度は、耐久性はあったがパフォーマンスが伴わなかった。昨年はオィット(タナック)に電子系統のトラブルが発生したが、それは過去の話だ。信頼性については問題ない。もちろん、ここはコンディションがラフだから絶対大丈夫だとは言い切れない。でもクルマの信頼性について心配はしていない。エストニア前にギリシャでテストをして、ラフな路面での走りを向上させることができた。過去、ヤリスにとってあまり得意ではなかった路面でのパフォーマンスは確実に改善したところを今週末見せることができるはずだ。

──ギリシャでは路面がラフで気温が暑いコンディションを再現することはできましたか?

全般的には似たようなコンディションだったが、ここにはとても大きな石があり、数kmに渡って岩の上を走るような場所がある。テストでそのような路面を見つけるのは容易ではない。しかし昨年と同じ場所でテストをしたが、気温も路面も同等のものだったと思う。

──気温が暑い中でのエンジンの問題は大丈夫ですか?

エンジン担当者からは問題ないと言われている。昨年もそのような分野でのトラブルは発生していないはずだ。冷却関連も大幅に改良されてからかなり時間が経つ。だからマシンにとっては問題ない。

──トルコでの開催3年目になりますが、路面コンディションに変化はありますか?

どちらかというと改善されているが、ステージによっては悪くなっている場所もある。初年度が一番ラフだったが、昨年の方が良くなっていた。今年は昨年のコンディションに似ていると言える。一番大変なのは日曜日午前中の長いステージだ。ラリー終盤で2回走るので、日曜日の走行が始まる時点でトップがある程度のリードを保っていても、リラックスしてクルージングできるわけではない。

──出走順が先頭になると思いますが、それについてはどうでしょう。いつもどおりという感じでしょうか。

グラベルラリーでドライだともちろん難しい。金曜日の走行は25kmしかないが、それが終わった時点での順位が最も重要になる。タイム差は僅差でもWRカーの中で最後または最後に近い順位であれば、出走順が早くなるので不利になってしまう。
(Keiko Ito)

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