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WRCエストニア開催にタナック「母国で走るのは特別なものになる」

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーエストニアが2020年のWRCとして開催されることが発表となり、WRCを開催する33番目の国となったエストニア。2019年のWRCチャンピオン、ヒュンダイのオィット・タナックとマルティン・ヤルベオヤにとっては、母国に凱旋する最高の舞台が整ったかたちだ。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行拡大を受けて、3月のメキシコ戦以来、シーズンが中断されていた今季のWRC。9月4‐6日にエストニア第2の都市タルトゥで開催されるラリーエストニアは、シーズン再開のトップを務めることになる。

「WRCが自分の母国で開催されるのは、本当に特別なこと」とタナック。
「ここ数年、世界を転戦する僕らを追ってきてくれるエストニアのファンから、かけがえのない応援をしてきてもらった。フィンランドなどでは、ステージのあちらこちらでエストニアの国旗が掲げられていて、まるで母国を走っているようだった。こういった応援は、本当にうれしい。参戦している時に、すごく力になるんだ。このような感じを共有できるのはセブ(オジエ)くらいかな。彼がモンテカルロでギャップを走る時と同じ。本当に特別だよ」

エストニアのWRC初開催は、今季、最も注目を集める一戦となりそうだ。

「開催実現のために、エストニア・オートスポーツ連盟をはじめ、本当にたくさんの人たちががんばってくれた。エストニアの道をi20で走って、WRCのライバルたちと争うのは、最高の経験になると思う」とタナック。

エストニア・モータースポーツ連盟の会長を務める元WRCチャンピオンのアリ・バタネンも、この発表に興奮を隠さない。
「エストニアでWRCが開催されるのは、最高の知らせ。ウルモ・アーバ率いる主催スタッフと、エストニア政府からの懸命な努力が実を結んだ」とコメントしている。



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