WRC、エキサイティングな「新ルール」を採用(現地時間4月1日の発表です) – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC、エキサイティングな「新ルール」を採用(現地時間4月1日の発表です)

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WRCプロモーターは4月1日(水)ヨーロッパ時間の午前、シーズン中断中のWRCが再開された際に新ルール「シート交替SS」ルールを採用することを発表した。今後、全クルーは、各ラウンドのうち1ステージ、ドライバーとコ・ドライバーを交替してアタックしなくてはならないというものだ。

世界チャンピオンのドライバー、オィット・タナックがペースノートを読み、マルティン・ヤルベオヤがヒュンダイi20 クーペWRCのステアリングを握る、あるいはジュリアン・イングラシアがトヨタ・ヤリスWRCを駆り、セバスチャン・オジエが正確にペースノートを読むことに徹する、という場面が生まれることになる。

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どのステージでシートを交替するかは、各クルーの自由。もしパワーステージでこのルールを適用すると、ボーナスポイントを2倍獲得できるという特典つきだ。

WRCプロモーターの広報はこの変更について「エンターテイメント業界で働いているので、改革的なところを見せなくちゃならないし、ファンが楽しんでくれて、新しい視聴者を増やすためにも魅力的に写るような新しい手法を模索しなくちゃならない。このエキサイティングな新しいアイディアは、まさにドライバーとコ・ドライバーのコンビネーションが試されるものだ」と話している。

この斬新なルール改定について、Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは、もろ手を上げて称賛。
「これは、2012年にフランソワ・デルクールのコ・ドライバーが、ラリーモンテカルロの最終ステージでフィエスタWRCをドライブしたシーンを彷彿とさせるコンセプト」とコメント。
「この規定変更に万全に備えるために、我々は戦略を練ってきたんだ。心から正直に言えば、ドライバーにコ・ドライバーのペースノートを読めるように訓練させることの方が難しい。誰がトップになるのか楽しみだ。ラリーはすでに素晴らしいスポーツだが、さらにエキサイティングな一面が加わる」

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一方、クルーの間の反応は様々。今季の第2戦ラリースウェーデンに、元WRCドライバーのユホ・ハンニネンをコ・ドライバーにして参戦したヤリ−マティ・ラトバラは、この規定変更を知っていたのでは、という憶測もある。

Jari-Matti.Latvara@Facebook


「(ラトバラとハンニネンは)WRCプロモーターと懇意にしているから、スウェーデンの時点で今回の件を既に知っていたんだ」とエサペッカ・ラッピのコ・ドライバー、ヤンネ・フェルム。ラッピはすでに新規定への対策を立てており、フェルムには「一番短いステージを走らせる」としている。

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トヨタの若手、カッレ・ロバンペラは、コ・ドライバーのヨンネ・ハルッツネンに通告済みだそうで「自分はコ・ドライビングは絶対にしないから、自分で目視で走ってよね」。

なお、この件についてFIAからは公式なコメントは得られていないが、この規定が採用される(のかもしれない?)WRCシーズンの再開がますます楽しみだ。

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