FIAのトッド総裁がメンバークラブにあて臨時声明、新型コロナウイルスの状況を受け – RALLYPLUS.NET ラリープラス

FIAのトッド総裁がメンバークラブにあて臨時声明、新型コロナウイルスの状況を受け

©FIA

新型コロナウイルスの流行を受け、WRCでは第3戦ラリーメキシコが開催中に競技日程を短縮、F1ではチームスタッフの感染が判明したことから開幕戦直前に開催中止となったほか、数々のイベントが開催延期や中止を余儀なくされるなど、モータースポーツ界への影響も広がっている。この状況のなか、世界自動車連盟(FIA)のジャン・トッド総裁は3月16日、FIAに所属する全クラブに向けて臨時の声明を発表した。
(以下抜粋)

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2019年12月以来、世界はCOVID-19の大流行に直面している。感染が及んでいない大陸はない。FIAは、状況の展開を注視し続けている。2月以降、メディカルコミッションの総裁であるDr.G.セイランを委員長とする臨時委員会が、当連盟、従事者、所属クラブと主催するイベントにおける危機の影響を絶えず分析している。世界のウイルス感染拡大を防ぐために、すでに多くの決定が下されており、または近く決断に至る。

我々もF1、WRC、WEC、ラリークロス、フォーミュラEなど多くの選手権イベントのキャンセルまたは延期を余儀なくされた。これらのイベントを主催するために多くの時間と労力を費やし、開催を心待ちにしてきたASNのみなさんの気持ちはいかばかりであろうか。この残念な気持ちを共有し、みなさんを支援し、ともに乗り越えていきたい。可能性を広げるために、各選手権のプロモーターたちとともに、我々は全カレンダーを見直し、可能な限りのレースを今年の後半の会期に再検討できないか試みていく。

我々のクラブも例外ではない。4月上旬にハノイで開催を予定していたアジア・パシフィックスポーツ地域会議はキャンセルを余儀なくされた。6月にバンコクで予定しているFIAスポーツカンファレンスの会期中に行うことができないか試みるつもりだが、確証を持つことはできない。

最後に、我々の主軸となるFIAコミッションのミーティングは、向こう数週間のうちに開催を予定していたが、延期とした。可能であれば、ビデオ会議で開催する予定だ。

FIAのパリ事務所、ジュネーブ事務所にいるスタッフに関しては、健康面が最優先事項だ。このため、フランスとスイスの政府が設定したガイドラインに従った方法での作業を認めることを決定した。まず、スタッフには自宅で作業できないかを提案する。全FIA部門がしっかり機能できるようにするために必要なITソリューションを、すでに設定している。このため、みなさんが必要なサポートやアシスタンスにも対応が可能となる。

世界は今、これまで経験したことのないような健康の危機に直面しており、毎日の生活にも影響が出ています。このウイルスを一丸となって撲滅するために、私たちは仕事の方法を一時的に変えなくてはなりません。こうすることで、この数週間のうちに通常の生活を取り戻せるようになることを願っています。もちろん、今回の問題でFIAが受ける影響については、発信を続けていきます。そして、みなさんの国の状況についても同様に行っていきます。

FIA総裁 ジャン・トッド

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