WRCスウェーデン:ロバンペラ「記録更新に挑みたい」イベント後記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:ロバンペラ「記録更新に挑みたい」イベント後記者会見

©TOYOTA

WRCラリースウェーデンのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。19歳の若さで、WRカー参戦2戦目にしてWRCのポディウムに上がったロバンペラ。ヤリ‐マティ・ラトバラがもつ22歳での史上最年少優勝の記録を破れるかという問いに、猶予をもって挑める目標への意欲を語った。

●WRCイベント後記者会見 出席者

Hyundai Motorsport GmbH


1位:エルフィン・エバンス=EE(トヨタ・ガズーレーシングWRTT)
1位:スコット・マーティン=SM(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
2位:オィット・タナック=OT(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)
2位:マルティン・ヤルベオヤ=MJ(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)
3位:カッレ・ロバンペラ=KR(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
3位:ヨンネ・ハルットゥネン=JH(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
トミ・マキネン=TM(トヨタ・ガズーレーシングWRT チーム代表)

Q:2度目のWRC優勝おめでとう、エルフィン。今の気分は
EE:ハッピー! 本当にいい週末だった。シェイクダウンから、いいフィーリングがつかめた。どうなるか分からなかったけれどね。最初のステージを迎えて、マシンがすごくいい動きをしてくれた。これで、プッシュできる自信を与えてもらった。終わってみれば、リザルトも本当によかった。ハッピーだよ。

Q:最終ステージはどのような感じだったか
EE:難しかった。いいリズムをつかもうという気持ちと、別の(パワーステージ)ポイントのことを考える気持ち、半々だったが、すぐにポイントはあきらめた。ポイントを獲りにいくということは、リスクも負うということ。序盤は路面がソフトで、タイヤにとってかなりトリッキーでパンクするリスクが大きかった。勝つために必要なドライビングに徹するべきだという気分だったよ。

Q:これで選手権リーダーとなったが、メキシコに向けては
EE:ここまで特徴の強いイベントが2戦続いた。その両方で最大限いい戦いができた。メキシコも特徴のあるイベントだ。でも、グラベルラリーは選手権の多くを占めるから、マシンのフィーリングをしっかりつかまなくてはならない。開幕2戦のように順調に進んでもらいたいね。

Q:メキシコでは先頭走行となるが、タフになるのでは
EE:雨が降らなければね。祈るしかないよ。

TOYOTA


Q:スコット、初めてのWRC優勝はどんな気分か
SM:正直、まだ飲み込めていないよ。素晴らしい気分だし、チームのことを考えてもうれしい。エルフィンはラリーをとおして見事な走りをしていたし、僕らはスタートからフィニッシュまでリードしてみせた。エルフィンも言ったように最後のステージは一番楽しめたという感じにはならなかったが、それ以外は最高。リズムも速さも素晴らしかった。マシンの中にいることがうれしかったよ。最後のステージは、ちょっともどかしかったけどね。無線から(ステージをフィニッシュした後に)メッセージをもらい、チームの歓声が聞こえた時、(勝ったということが)半ば分かったという感じだった。でも、カイ(リンドストローム)に僕らが勝ったと言われて確信した。初勝利までは時間がかかったけど、2回目はもっと早くやってくるに違いないよ!

Q:君とエルフィンは、チームにもなじんでいる。楽にできたか
SM:外から見ると簡単に見えるかもしれないが、必死に取り組んできたんだよ。新しいドライバーが3人も入ったから、チームは舞台裏で本当に必死に働いてきた。僕らはモンテカルロでいい結果を出し、完璧ではなかったかもしれないが2台がポディウムに上がったのは素晴らしい滑り出しだった。この先もたくさんラリーが待っているし、仕事も山積みだ。これで1勝、昨年は近いところまで迫った。ここから、もっと重ねられるよ。

Q:英国人のクルーがラリースウェーデンのポディウムで頂点に上がるのは、珍しい光景だ
SM:ラリーにとっても、英国にとっても素晴らしいことだ。ラリーの歴史のなかで、大きな役目を担っている国だからね。独特のイベントで北欧勢が圧倒的に強く、ふたりのセバスチャン(ローブとオジエ)もここが強かったが、僕とエルフィンは1年ちょっとのコンビ。もっとラリーに参戦すれば、フィーリングもよくなる。今回が、このコンビでの13回目のラリーだったと思う。(ヨーロッパでは不吉と言われる)13はラッキーナンバーかもね!

Q:オィット、選手権ポイントを獲得できてハッピーか
OT:記者会見に招いてもらえて、うれしいよ、やっと今年、ラリーをひとつ完走できたしね。モンテカルロのことがあって、マシンに戻れてよかった。マシンの中にいられる時間がかなり限られたし、今年の初めはかなり慌ただしかった。この週末は、内容以上の成果があったと思う。少なくとも起きていることを理解できたし、ここからは状況はもっと面白くなる。

Hyundai Motorsport GmbH


Q:このコンディションに対応するのはどれだけ大変だったか
OT:全体として、主催者はがんばってくれた。1、2週間前は、このイベントを開催することを決断するのはとてもリスクが高かった。簡単なことではなかったが、ここまでやってきたことの決断は正しかったと信じている。文句を言うドライバーなんて、いるのかな。ステージは高速でチャレンジングだったが、タイヤやすべての面において十分にラリーができる状況だった。これ以上のステージを行う選択肢はなかったが、どのステージもいいコンディションで走れた。主催者は、本当にお見事だった。

Q:ヒュンダイの強さは何か
OT:このマシンは、これまでの2台とは違う。少し時間はかかるかもしれないが、この週末はいい経験になったし、色々な部分で改善したり、さらに向上させる自信がある。自分は間違いなく対応している。ステップバイステップだ。楽しみだよ。

Q:マルティン、君はどうか
MJ:オィットも言ったように、このラリーをフィニッシュできてよかった。ポジティブな、いい週末だったよ。自分たちがヒュンダイから参戦してフィニッシュしたラリーはすべて、ポディウムに上がったってことだから、いいよね! 僕らはラリーを走り切らなくてはならなかったが、マシンやチームのことも学ぶべきことが残っている。前に進むためにプッシュしなくてはならないし、メキシコが楽しみだ。

Hyundai Motorsport GmbH


Q:モンテカルロの後は、どんな気分だったか
MJ:イベント前テストの後と変わらない。ラリーに向けて準備万端という自信があったし、リザルトがそれを示している。

Q:カッレ、初めてのポディウムだが、最終ステージはどうだったか。キャリアで最高の走りか
KR:そうだと思う。これまででベストのステージだったと思う。最終日はかなり過酷だったが、グラベルセクションではかなりクリーンに走れた感じだったので、雪のところでプッシュした。それが功を奏した。

Q:これで自信がついたのでは
KR:マシンのフィーリングはかなりいい。限界まで攻めている感じはあまりしない。いくつかミスやマシンをストールさせたりしたが、どれもこれも新しいマシンで学ばなくてはならないようなことの一部だ。少なくとも、2回やったら、それ以上はもうしなかった。フィーリングは本当にいいよ。

Q:WRC6連覇王者に勝った気分は
KR:本当にいい気分。マシンの中でこんなにいい感触を得られるとは予想していなかった。ヨンネ(ハルットゥネン、コ・ドライバー)と話していたが、3位には届かないかもしれないと彼は言っていた。でも、届いたから、ハッピーだったよ。

Q:ヤリ‐マティ・ラトバラは22歳の時に史上最年少でWRC優勝を飾った。その記録を破れるか
KR:分からないけど、もちろん破ることを目指したい。その年齢になるまでは、まだかなり時間があるからね。

Q:ヨンネ、2度目の参戦でポディウムに上がった。これほど早く実現すると想像していたか
JH:正直、していなかった。レッキもシェイクダウンも、いい感じだった。ベストを尽くせたから、OKだ。

Q:コ・ドライバーとしては最終ステージはどうだったのか
JH:最後のストレートで、自分は届かないと思うと言った。序盤、いくつかミスをしてかなり遅かったから。でも、タイムとしてはすごくよかった。

Q:2020年に期待することは
JH:道の上に留まっていたいね。もちろんミスもするだろうが、僕らは学んでいる途中だ。今やっていることや、速いかどうかを常に理解しているわけじゃない。とにかく学び続けていられればいいと思う。

Q:トミ、この信じられないような週末について聞かせてほしい
TM:まったく、予想していた以上だった。みんながスマイルだし、誇らしく思う。エルフィンとスコットという新しいクルーはタイトルも獲れるポテンシャルを持っているし、カッレとヨンネもそれに続いている。これ以上ないほどうれしい。我々は全力のサポートを続ける。いいアイデアがたくさんあるし、彼らにさらにいい走りをさせてあげたい。

Q:スウェーデンを終えてエルフィンが選手権リードに立つと予想していたか
TM:モンテカルロの時点で、エルフィンの速さと、マシンをこれほどすぐに速く走らせることができたのは、ちょっとした驚きだった。みんなにとっても、サプライズだったと思う。モンテカルロのあのコンディションのなかで、彼はとてもいいドライバーだと分かった。このスウェーデンでは、さらに大きなサプライズだった。今、彼は自信をさらに深めていると思う。

TOYOTA


Q:カッレについては
TM:最後のロングステージでは、少しセッティングを変更したが、それで速く攻める自信が得られた。高速ステージでの結果だ。これが何を意味するか分かると思う。

Q:パワーステージはどうだったか
TM:もちろん、これまでで最もエキサイティングなパワーステージだった。21kmの距離のステージは、とても大変だったと思う。ハリ(ロバンペラ、カッレの父)も同じだったと思う。彼にとっても、楽じゃないステージだったんじゃないかな!



ワールドラリーカレンダー2021発売中!!