WRCスウェーデン:エバンス「トヨタでの、そしてスコットとの初勝利」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:エバンス「トヨタでの、そしてスコットとの初勝利」デイ3コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

ラリースウェーデン、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トヨタ移籍後2戦目でWRC優勝をマークしたエバンス。異例のコンディションを慣れないマシンで走破した快挙には、チームはもちろん、コ・ドライバーの活躍があったことも称賛した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■エルフィン・エバンス/総合優勝(=)
「トヨタから参戦2戦目でトヨタでの初優勝をマークできて、本当にいい気分。素晴らしいマシンを与えてくれただけでなく、マシンを自分好みにできるように支えてくれたり、テストで助けてくれたチームの貢献がとても大きい。このマシンは自分に最高の自信を与えてくれたし、今回のような変わりやすいコンディションのなかでとても活躍してくれた。ここまでのところドライビングをとても楽しめているので、この後のグラベル戦でも同じフィーリングを続けられたらと思う。スコット(マーティン、コ・ドライバー)にも心から感謝している。一緒に組み始めて以来、本当にいい仕事をしてくれているし、彼とのコンビでやっと初優勝を飾ることができたことも、すごくうれしいよ」

■カッレ・ロバンペラ/総合3位(↑)
パワーステージ:1位

Toyota Gazoo Racing WRT


「ポディウムに上がれて、本当にいい気分。とても過酷なラリーだった。通常より短いし、常に全開で攻めなくてはならなかった。ミスでタイムをロスしたところがあったが、今日、ポディウムの位置に戻れてよかったし、パワーステージで5ポイントも獲れた。本当にいい走りができたし、自分の持てる力をすべて出した。序盤はあまりフィーリングはよくなかったんだ。たぶん、タイヤを持たせようとして少し慎重になりすぎたんだと思う。でも、最後の方はスプリットも本当に速くて終盤に取り戻せたから、最終的もすごくいいタイムが出せた」

■セバスチャン・オジエ/総合4位(↓)
パワーステージ:3位

Toyota Gazoo Racing WRT


「この週末の内容に、不満足になんてなれない。4位は心から楽しめる順位ではないが、それでも選手権争いでは好ポイントが得られたしメキシコに向けての走行順はよくなる。カッレは、このポディウムにふさわしい走りをした。週末を通して本当にいい仕事をしたし、パワーステージを全力で攻めて素晴らしいタイムを出した。本当に難しいコンディションだったし、選手権のことを考えれば全開で攻めるのは厳しかった。エルフィンは今回、素晴らしいドライビングを見せたので、彼のためにもチームのためにも見事な優勝だと思う。このような強いドライバーが、ライバルでなくチームメイトでよかった。トヨタの今季のラインナップはとても強力だと思う。ここからは次のラリーに集中する。優勝を狙って戦うよ」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■オィット・タナック/総合2位(=)
パワーステージ:4位

Hyundai Motorsport GmbH


「このチームで初めてポディウムに上がれてうれしい。特に今回のチャレンジングなコンディションを考えたら、なおさらだ。間違いなくポジティブな要素。マシンは持ち前の速さを発揮した。自分たちに必要なのはとにかく、学ぶことだけ。モンテカルロのことがあったので、イベントをすべて走り切ってマシンでの走行経験を増やし、ポイントを獲ることが自分たちには重要だった。最善のかたちでの戦いはできなかったが、うまく前進できているしマシンでの自信も高まっている。広い視野で見れば有意義な週末だった」

■ティエリー・ヌービル/総合6位(=)
パワーステージ:2位

Hyundai Motorsport GmbH


「今日のターゲットはただひとつ、最適な状況にするために、パワーステージでのポイントを目指してプッシュすることだった。ベストタイムには届かなかったし、コンディションは今回の週末全体と同じように信じられないほどトリッキーだった。タフなラリーだったが、精いっぱいやった。あちこちで数秒ずつロスしたステージが何本かあったが、最終的なリザルトに影響することはなかっただろうね」

■クレイグ・ブリーン/総合7位(=)

Hyundai Motorsport GmbH


「難しい週末だったし、個人的には自分のリザルトには満足していない。WRカーに戻れたことは大いに満喫できたし、そこに間違いはないが、ポディウムや優勝争いに絡めなかったことはキツい。天気も走行順も自分たちには逆風だったし、距離が短かったことも残念。これで、印象づける走りを披露することも難しかった。最終日もまったく違うコンディションで、水がたくさん出ていたので大胆な策には出られなかった。最優先するべきは、マシンを無事に持ち帰ることだったので、それを完遂できたし自分ができるベストのかたちでチームに貢献できたと思う」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■エサペッカ・ラッピ/総合5位(=)
パワーステージ:5位
「今回の自分たちのパフォーマンスには喜ばなくてはならない。ポディウム争いをしたかったね。そのとおりにはならなかったけれど、それほど遠くもなかった。終盤は少しロスしたが、上位に近づいてはいる。いい形で前に進めていると思うし、特に土曜日は本当にいいペースだった。このことは、メキシコに向けていい自信になるよ。今はすべてが順調に進んでいるので、次にどこまでできるか楽しみだ」

■テーム・スニネン/総合8位(=)
「自分たちにとっては、いいラリーとはならなかった。すべてはシェイクダウンでの、あの危ない場面に始まり、金曜日はかなり慎重になりすぎたところもあった。そこで数秒をロスし、そのタイムを取り戻すことができなかった。そして土曜日は走行順も早かったし、さらに状況が難しくなった。今は今回のラリーを分析するしかない。次のラリーでもっといい走りができることを楽しみにするよ」



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