異例の温暖スウェーデンに挑むMスポーツ・フォード。ふたりのドライバーにとって得意のイベント – RALLYPLUS.NET ラリープラス

異例の温暖スウェーデンに挑むMスポーツ・フォード。ふたりのドライバーにとって得意のイベント

©M-SPORT

今週開催されるWRCラリースウェーデンに、2台のフォード・フィエスタWRCをエントリーするMスポーツ・フォード。温暖な気候でスノーラリーとしてのコンディションが維持できず、縮小されたルートで開催されることになったが、チームは本領を最大限に発揮することに意欲を高めている。

Mスポーツ・フォードは先週、現地でテストを行い、例年とは大きく異なりそうなコンディションに向けての対策を練った。イベントのレッキは、2月12日水曜日の1日のみで行われることになっている。

開幕戦のモンテカルロでは総合4位と手堅く結果を収めたエサペッカ・ラッピ。これまで3回のスウェーデン参戦はいずれも4位以上をマークしているほか、昨年は2位でポディウムに上がるなど相性のいいイベント。フィエスタWRCでのパフォーマンスをさらに上げていきたいところだ。
「ラリースウェーデンではこれまでいいリザルトを残している。特に昨年は、スイッチしたばかりのシトロエンで2位に入ったので、今年も同じような結果を残せたらいいね!」とラッピ。
「もちろん厳しい戦いになると思うし、コンディションがどうなるかは誰にも分からないが、ベストを尽くす。先週末はテストを行って、ラリーがどうなるかの見通しを立てた。スウェーデンのステージは高速で、自分はいつも楽しめているが、今年は雪の層が薄いかもしれないので、ループ全体でスタッドをもたせるためのタイヤマネージメントがかなり重要になるだろう。走行順4番目はまずまずの順番だと思うが、どうなるかな」

チームメイトのテーム・スニネンにとっても、ラリースウェーデンは得意のイベントで、昨年はステージベストをたたき出して自身のキャリアで初めてWRCで首位に立つなど一気にブレイクした。今回は、スウェーデン2勝、ポディウム5回を誇るベテランコ・ドライバーのヤルモ・レーティネンとの参戦となり、自身の速さをともに安定感を高めた戦いが期待される。
「昨年は新雪や轍に合ったセッティングが決まり、フルで1日を走り終えて首位に立つなどとてもうまくいった。週末を通して、いい速さを見せられたので、今年もミスなく同じような速さを安定して披露したい」とスニネン。
「もちろん、天気によるところも大きい。主催者がラリーを開催できるようにがんばってくれたが、コンディションがどうなるかは様子を見なくてはならない。雪が降ることを祈っているが、天気がどうなろうとベストを尽くす。いいバトルをしたいね」



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