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JWRC、チリの代替でGBがカレンダー入り

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2020年WRCのラリーチリが開催キャンセルとなったことで、2020年のFIAジュニアWRC戦にラリーGBが入ることになった。GBはJWRC第5戦、最終戦となる。2019年のラリーGBでは、ヤン・ソランスがシーズンにわたってタイトルを争ってきたトム・クリステンソン、デニス・ラドストロームを下してのタイトルを決めている。また、シーン・ジョンストンが、米国人として初めてJWRCのポディウムに上がった。

選手権屈指の名門イベントであるラリーGBは、独特の路面キャラクターを持っているほか、これまでのWRCの歴史でも、何度もタイトル決戦の場となってきた。今季のJWRCでは、GBまでの4戦中、3戦に参戦したクルーは、最終戦GBではダブルポイントを獲得することができる。しかし、季節柄、天候が不安定で、ウエットになりやすくマディな路面で知られるウェールズの林道は、この一戦だけを無事に走り切るだけでもチャレンジングなイベントだ。

JWRCチームディレクターのマチエル・ウォダは「2020年のJWRCがラリーGBで最終戦を迎えることは、とてもエキサイティングになるし、タイトルの行方も予想がつかなくなるだろう」とコメント。
「GBはWRCの歴史のなかでも、何度も重要な舞台となってきたラリーだ。JWRCでも、2019年はヤン・ソランスがここでタイトルを決めた。非常にチャレンジングなイベントなので、若いクルーたちもシーズンの最終戦でダブルポイントを獲得するために、さらに研究やトレーニングを積まなくてはならないだろう」

2020年のJWRCは、1991年1月以降生まれのドライバーが対象で、マシンはフォード・フィエスタR2T、ピレリタイヤが使用される。2020年のチャンピオンには、フォード・フィエスタR5 MkII、ピレリタイヤ200本、2021年のWRC3の登録料が免除されるほか、同年のWRC3へのエントリー費3戦分が特典として与えられる。さらに2022年には、Mスポーツ・フォードワールドラリーチームから、2戦に参戦できる環境も用意されている。

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