世界RXロエアック、プジョーの母国戦でティミー・ハンセンが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXロエアック、プジョーの母国戦でティミー・ハンセンが優勝

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世界ラリークロス選手権第8戦は9月1日、フランスのロエアックでファイナルが行われ、チーム・ハンセンMJPのティミー・ハンセンが優勝を飾った。弟のケビン・ハンセンも3位に入り、プジョー208が1-3フィニッシュを果たした。2位は、GCコンペティションのアントン・マルクルンド(ルノー・メガーヌRS)。

このリザルトはドライバーズ選手権にも変動を与え、ファイナルは5位フィニッシュとなったアンドレアス・バックラッド(アウディS1)だが、選手権では首位に浮上した。2位にはわずか2ポイント差でハンセン兄弟が並ぶ激戦となっており、シリーズは残すところ2戦だ。

ロエアック戦のファイナルでは、ターン1で首位を巡ってバックラッドとニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)が争ってワイドになったところに飛び込んだティミーが、その後もギャップを広げて行った。

一方、グリッド最後尾からスタートしたケビンとマルクルンドは、GCコンペティションの若手、リトアニアのロカス・バチウスカ(メガーヌRS)とバトルに。その後、マルクルンドはジョーカーラップを抜けるとティミーの後ろの2番手につけてフィニッシュ。ケビンは、ジョーカーラップで接触寸前の果敢な走りでバチウスカをパスしてポディウムに上がる権利を得た。

「アメージングな週末だった。選手権争いの面では、アブダビとカナダでほとんどポイントを獲れない窮地に立たされたので、今回のリザルトと選手権での順位には満足している」とティミー。
「フランスのファンが盛大に応援してくれるロエアックで参戦するのは、特別なこと。プジョーはこのサーキットで、とてもいい走りをしてくれた。Q4ではセミファイナルでポールを獲るために、完璧な走りをしなくてはならなかった。そしてファイナルでは、アンドレアスとニクラスが自分のためにドアを開いてくれた。首位に立って自分のドライビングに専念できたのは、とてもよかった。かなり差が開いていたので、素晴らしい雰囲気を堪能することができたよ」

「選手権争いでは、激戦にタイトル争いになってエキサイティング。シーズン末は、面白いことになりそうだ。自分もケビンもアンドレアスも、初タイトルがかかっている。このプレッシャーの中で、残り2戦をまとめ切れた者が、タイトルを獲ることになるだろうね」

世界RXの次戦は9月15日、ラトビアのリガでファイナルが行われる。

世界RXロエアック ファイナル結果
1 T.ハンセン(プジョー208) 3:43.959
2 A.マルクルンド(ルノー・メガーヌRS) 3:45.418
3 K.ハンセン(プジョー208)3:46.248
4 R.バチウスカ(ルノー・メガーヌRS) 3:46.848
5 A.バックラッド(アウディS1) 3:47.498
6 N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 3:47.682

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