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S1テクノロジー、2012年もWRCの計時を継続

 

 英国のステージ1テクノロジー(S1T)は、2012年のWRCにタイミング/トラッキング/リザルトシステムを継続して供給する旨を発表した。先のノースワン・スポーツ騒動以来、FIAが結んだ最初の大きな契約といえる。

 今回の契約は1週間にわたる交渉の末、17日金曜日の午後に交わされた。S1Tは法規上の問題から、開幕戦モンテカルロでシステムを運用することができず、スウェーデンでは1戦のみの契約を結んでいた。しかしそのスウェーデンでは、予選とパワーステージについて、1/1000秒まで計測可能なシステムを投入している。
 S1Tのシステムは来月のラリーメキシコからシーズン全イベントで運用される。同社とWRCとは2001年以来続く長い間柄だ。

「我々はスウェーデンで、この契約の下地づくりをしてきた」と語るのは、S1Tのマネージングディレクターを務めるサイモン・デ・バンケ。
「我々は今シーズンだけでなく、長期的な展望をもってこのプロジェクトを考えている。多少の混乱をきたしたシーズンのスタートだったが、我々がタイミングの大部分に復帰することで、今後は元どおりになっていくだろう。ともあれ、地球上で最もエキサイティングなスポーツの計時を受け持つことを非常に楽しみにしている」

 FIAとS1Tは、来年以降の契約についてもお互いに前向きな姿勢を見せているという。



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