スバルから参戦したスピードが米国ラリークロス戦で優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

スバルから参戦したスピードが米国ラリークロス戦で優勝

©subaru.com/rally

2019年アメリカズ・ラリークロス(ARX)開幕戦が6月8-9日、米国オハイオ州レキシントンのミッドオハイオ・スポーツカーコースで開催され、スバル・モータースポーツUSAから参戦したスコット・スピード(スバルWRX STI)がファイナルを制した。

米国のラリークロスタイトルを4回獲得している実力者、スピードを今シーズンのドライバーに迎えたスバル・モータースポーツUSA。昨年まではフォルクスワーゲン・ビートルでARXに参戦していたスピードがスバル車で参戦するのは、これが初めてのことだ。さらに昨年から引き続き、クリス・アトキンソンとパトリック・サンデルが、スバルWRX STIで参戦を続ける。

スピードは最初の予選セッションからトップスピードをマーク。アトキンソンとサンデルも、3番手、4番手で続いた。しかし、2回目の予選では、スピードとサンデルがそれぞれ接触でダメージを喫するアクシデントも。この日は、スピードが全体の2番手、アトキンソンが3番手につけた。

翌土曜日のセミファイナルでは、第1レースでアトキンソンが前日トップのタナー・ファウストを制し、第2レースではスピードがポールトゥウインを果たした。さらにファイナルにはサンデルも加えたチームの3人全員が進出。ファイナルのスターティンググリッドでは、スピードとアトキンソンが揃ってフロントローに並んだ。ファイナルレースも激戦が展開され激しい衝突も発生する中、ポールポジションからスタートしたスピードは無傷でレースを走り切り、スバルからの初参戦を勝利で飾った。

「信じられないような週末だったよ! このような形でスバルから参戦できたことが、どれほど大きな意味を持つのか、語り切れない」とスピード。
「そして、このカラーリングのマシンで勝つのは、本当に光栄なこと。予選でヒットを受けた後、チームは夜を徹して必死でマシンを準備してくれた。このマシンは最速だとずっと言われてきたが、今日はそれを実践してみせたよ」

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ARXミッドオハイオ ファイナル結果
1. スコット・スピード(スバルWRX STi) 5:13.750
2. トラビス・ペコイ(フォード・フィエスタST) 5:17.324
3. スティーブ・アーピン (フォード・フィエスタST) 5:21.301
4. タナー・ファウスト(フォルクスワーゲン・ビートル) 5:31.630
5. パトリック・サンデル(スバルWRX STi) 6:00.524
6. クリス・アトキンソン(スバルWRX STi) 6:05.059



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