世界RX初開催の米国でクリストファーソンはタイトル王手、併催のARXにはスバルも登場 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RX初開催の米国でクリストファーソンはタイトル王手、併催のARXにはスバルも登場

©FIAWorldrallycross.com

世界ラリークロス選手権は、9月29‐30日にテキサス州オースチンにあるサーキットオブアメリカ(通称COTA)で開催される。

世界RXが米国で開催されるのは、これが初めて。初開催の世界戦に向けて、COTAでは、かつてF1開催時に使われたコースレイアウト一部流用して、パーマネントのラリークロスサーキットが作られた。

この米国戦を選手権リーダーとして迎えるのは、2017年チャンピオンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)。今季もここまで8勝と絶好調で、この米国戦で17ポイント以上を獲得すれば、タイトルが確定する。しかし、初開催イベントということもあり、何一つ保証されていることはなく、もちろんライバルたちもチャンスをつなごうと必死で挑んでくる。

現在、選手権2番手につけているのはマティアス・エクストローム(アウディS1)。その後を、セバスチャン・ローブ(プジョー208)、アンドレアス・バックラッド(S1)、ペター・ソルベルグ(ポロR)と、名だたる世界トップクラスのドライバーたちが続いている。特にエクストロームとローブは、前戦ラトビアでポディウムフィニッシュを飾っており、世界RX米国戦の初代ウイナーの座を狙ってくるだろう。

初開催のCOTAについて、ソルベルグは「今年の序盤にCOTAのローンチに参加したが、とてもよさそうなコースだ」と語っている。
「高速コースになると思うのでドライバーたちも好きだと思うし、興味深いコーナーもあり、ここがオーバーテイクのチャンスになってくれるといいなと思う。まさにチャレンジングなレースになりそうだ。新しい会場、新しいコースでの参戦はいつでも特別なもの。選手権で初めての米国参戦は最高の経験になると思う。コースレイアウト同様、雰囲気もいい。世界ラリークロスを初めて米国の人に見てもらえるこの大会に参加できて、うれしいよ」

PSRX

一方、このCOTA戦には米国のラリークロス選手権、アメリカズ・ラリークロス(ARX)も併催されており、ここにはスバル・ラリーチームUSAからクリス・アトキンソンとパトリック・サンデルが登場する。チャンピオンチームのスコット・スピードとタナー・ファウストは、フォルクスワーゲン・ビートルで参戦する。

subaru.com/rally



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