WRCフランス:全3クルーがコルシカ優勝経験者のヒュンダイ、今季初勝利を狙う – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフランス:全3クルーがコルシカ優勝経験者のヒュンダイ、今季初勝利を狙う

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催するWRC第4戦ツール・ド・コルスは、今季最初のターマックイベント。長い歴史を誇るこのイベントにヒュンダイが投入する3人のドライバーは、全員が同イベントの優勝経験者だ。

前戦メキシコでは、厳しい内容に終わったヒュンダイ。今季こそマニュファクチャラーズタイトルを狙う中、コルシカ戦のドライバーズラインナップを当初の予定から変更し、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、セバスチャン・ローブと、ターマックスペシャリストとして知られる布陣で臨む。いずれもツール・ド・コルスでの優勝を経験している顔ぶれだ。

ヌービルは2017年、ヒュンダイにコルシカ優勝をもたらしているほか、IRC戦として開催された2011年にも勝利を飾っている。ソルドも、IRC開催の2012年に優勝をマーク、ローブは2005年から2008年までWRC戦のコルシカで4連勝を果たしている。

メキシコでは4位に食い込み、ドライバーズ選手権で3番手につけているヌービルは「コルシカはとてもいいイベントで素晴らしい思い出がある。IRC時代に1回、2年前にはWRCでも1回勝っているからね」とヌービル。
「コーナーの多いチャレンジングなイベントだが、とても楽しめるし面白みのあるラリーだ。レッキはすごく長くて苦労するが、ラリーが始まればリズミカルに走っていける。衝撃的だよ。シーズン最初のターマック戦、メキシコでは苦戦しているので、いい流れを取り戻したい」

メキシコではデイリタイアは喫したものの、好走も披露しているソルドは「コルシカは、自分にとって走りやすいし、コンペティティブになれるイベントだ」と自信を見せる。
「とてもいいステージだが、信じられないほど厳しくもある。ロングステージがあり1回のループが長いので、タイヤ選択とマネジメントがかなりトリッキーになる。2012年にIRC戦で勝っているし、WRC戦でポディウムにも上がっている。この経験を活かして、今年も好リザルトを目指していきたい」

一方、コルシカ4勝を経験しているローブだが、ヒュンダイから参戦するターマックラリーはこれが初めてとなる。
「選手権のフランス戦なので、自分にとってはとても特別な雰囲気になると思う」とローブ。
「非常にテクニカルなラリーで、様々なタイプの道が出てくる。毎年、速度域が高くなっているようにも感じる。それぞれのステージで適切なリズムをつかむことが難しいし、天気にも大きな影響を受ける。山で雨が降っても、海岸の近くになるとドライになったりと簡単ではないが、楽しいラリーだ!」



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