全日本ラリー高山:初日、鎌田が6.3秒差でリード。新井は2番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー高山:初日、鎌田が6.3秒差でリード。新井は2番手

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2018年全日本ラリー選手権第9戦「第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 Supported by Sammy」は、競技初日の10月13日を終えて、鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が首位に立っている。これがチャンピオン確定に向けた1戦となる新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)は6.3秒差をつけて2番手につけている。

この日行われたのは6SS、計44.42kmで3つのSSを2回ずつ走行する構成。ラリー前まで一部湿っていた路面コンディションはほぼドライに変わっていた。

JN6クラスはオープニングのSS1「青屋上り」で鎌田がベストタイムをマーク。このSSで3番手となった新井にいきなり8.2秒差をつける好走を披露した。その後は鎌田と新井がベストを獲り合う展開となり、この日の6SSのうち3SSを鎌田が、2SSを新井が制した。3番手にはSS6でベストタイムを獲得した奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)がつけている。鎌田と新井の差は6.3秒、鎌田と奴田原の差は10.4秒あり、表彰台争いはこの3台に絞られた。首位の鎌田は「かなり攻めていますから、少しミスも出ています。こうなるとは思っていましたが接戦ですね。明日は雨が降らないことを願っています」とコメントしている。

JN5クラスはシトロエンDS3 R3-MAXの川名賢/保井隆宏がトップ。2番手には同じくシトロエンの小濱勇希/馬場雄一、3番手にはTGR Vitz GRMN Rallyを駆る眞貝知志/安藤裕一がつけている。ラリーはSS1から川名のリードでスタート。SS5は眞貝がベストタイムを獲得するも、川名は残りの5SSすべてで一番時計を刻む強さで、2番手の小濱に19.8秒をつけてみせた。このまま走り切れば川名は前戦に引き続いての連勝ということになる。「スムーズに走ることができているので、明日もこのままポジションを守りたいです。午後は曲がりやすい方向にセットアップを変え、だいぶフィーリングが良くなりました。明日はまだやれることがあるはずなので、色々とトライしていくつもりです」と、川名は貪欲な姿勢を見せた。

トヨタ86勢とFF勢のバトルが展開されたJN4クラスは、トップに山口清司/山本磨美(トヨタ86)、2番手に曽根崇仁/澤田耕一(トヨタ86)、3番手に山本悠太/北川紗衣(トヨタ86)となり、86勢が上位を占めている。SS1では山本がベストタイム、SS2ではスズキ・スイフトスポーツの西川真太郎/本橋貴司が制して総合順位でもクラストップに。しかしその後は山口が3連続ベストタイムをたたき出してリードを拡大している。山本はSS6でベストを刻み3番手に浮上した。山口は「最初の2本は路面のグリップが安定しなくて、ヒヤっとする瞬間がありましたが、とりあえず順調に1日を終えられました。サービスではしっかりメンテナンスして、完走できるように頑張ります」とコメントした。

チャンピオンの天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツGR SPORT “GR”)が6SS中5SSを制する走りを見せてトップに立つJN3クラス。2番手には大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT)、3番手には岡田孝一/多比羅二三男(マツダ・デミオ)がつけている。すでにチャンピオンを決めている天野だが、SS1からベストタイムをマークする快走ぶりを披露。ギャラリーステージのSS3ではミスをしてしまい大倉がベストタイムをマークするが、それ以外のSSではベストを譲ることなく24.4秒差をつけてラリーをリードしている。「セクション2はタイヤを変え、かなり良い感触でした。明日はこのままのタイヤで走って、午後から新品を2本入れるつもりです」と、翌日に向けて天野はコメントしている。

JN2クラスは明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)、鈴木尚/島津雅彦(スバルBRZ)、戸塚和幸/鈴木隆宏(トヨタ86)というトップ3。首位明治と2番手鈴木がベストタイムを獲り合う展開となり、SS2〜5で4連続ベストタイムをマークした明治がラリーをリードしている。「路面は意外と乾いて走りやすかったです。鈴木選手とあまり差がつかず、僅差のバトルで緊張感がありますね。明日は不得意な路面があるので、ちょっと頑張らないといけません」と、明治は2日目のバトルに向けて意気込みを語った。

内藤学武/小藤桂一のスズキ・スイフトスポーツがリードを広げるJN1クラス。2番手にはプレイドライブYHノートNISMO Sの伊藤隆晃/大高徹也、3番手には古川寛/廣田幸子(スズキ・スイフトスポーツ)がつけている。内藤は「基本的に自分の走りを修正しながら午後は走りました。タイムを縮めることができたので、自分としても満足しています。マシンは今のところ問題ありません。まずは自分のベストを尽くして走ります」と意気込みを語っている。

全日本ラリー選手権第9戦 SS6終了時結果
1. 鎌田卓麻/市野諮 スバルWRX STI 32:15.3
2. 新井敏弘/田中直哉 スバルWRX STI +6.3
3. 奴田原文雄/佐藤忠宜 三菱ランサーエボリューションX +10.4
6. 川名賢/保井隆宏 シトロエンDS3 R3T-MAX +1:35.8
8. 明治慎太郎/北田稔 トヨタ86 +1:54.9
12. 山口清司/山本磨美 トヨタ86 +2:24.4
13. 天野智之/井上裕紀子 トヨタ・ヴィッツ +2:30.8
26. 内藤学武/小藤桂一 スズキ・スイフトスポーツ +3:24.3



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