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全日本ラリー高山:新井、4位に入れば王座確定も「勝利を狙う」

©Takuto Nishio

全日本ラリー選手権第9戦「第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 Supported by Sammy」が、10月12~14日に岐阜県高山市を舞台に開催される。そのスタート前に衝撃的なニュースが飛び込んできた。現在JN6クラス2番手に付けている勝田範彦が鎖骨骨折のため、ラリーを欠場することになったのだ。

勝田は今回の欠場により、タイトル連覇の可能性はかなり厳しい状況になった。現在ランキングトップの新井敏弘が高山で10点以上を獲得すれば、今シーズンのJN6タイトル獲得が確定する。

「勝田選手が出走できないのは残念です。今回、タイトルを決めるために4位を狙っても意味がありません。ヨコハマが新しい舗装用タイヤを投入しますし、性能を確認しつつ、しっかり勝利を狙って走ります」と、新井は冷静な表情で語る。

昨年のイベントで、新井は奴田原文雄を最終ステージで逆転し、勝利を飾っている。新井は鍵となるステージとしてSS1/SS4「青屋上り」とSS2/SS5「駄吉下り」を挙げた。
「初日に行われる青屋と駄吉以外は、あまりタイム差がつかないと思います。ここでしっかりライバルに差をつけられるようにしたいですね。レッキの段階でウエットが残っていましたし、濡れた落ち葉もあります。滑りやすいので注意が必要でしょう。新タイヤはかなり良くなっているので、ダンロップ勢との差も確認できたらと思っています」

ラリーは13日土曜日の9時20分から「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」においてセレモニアルスタートを行い、8.90kmのSS1で幕を開ける。



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