MHのWorld Rally News:フィンランド苦戦のMスポーツ「不測の事態」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

MHのWorld Rally News:フィンランド苦戦のMスポーツ「不測の事態」

©Red Bull

フィンランドで突然コンペティティブに戦うことができなくなったMスポーツ陣営は、その原因に悩まされている。唯一ベストタイムをマークしたのはセバスチャン・オジエだけだったが、それもターマック路面のスーパーSSでの話。テーム・スニネンはサードベストが2回、エルフィン・エバンスに到ってはベスト4タイムもなかった。

チームは、この状況を予測していなかったという。オジエ車のみエアロとダンパーを変えたことがトラブルになったとは考えてはいない。なぜなら、何も変更を行っていなかったチームメイトのマシンも同じ問題を抱えていたからだ。


スペインのターマックラリー選手権タイトルを5回獲得し、今季もシリーズリーダーに立っているミゲール・ファスターが、実家であるベニドルムで休暇中に奇妙なアクシデントに遭遇、入院した。ファスターは道の脇でバイクを停めて立っていたところ、道を外れてきた車に衝突され、複数個所を負傷した。次のラリーまで6週間だが、本人は「当面の優先順位は歩けるようになること、それからプライベートジェットまで上れるようになること」と冗談で不安を吹き飛ばした。

Miguel Fuster


シュコダ・ファビアR5のドライバー、アレクサンドル・カマチョがTERシリーズのラリー・ビンホ・マデイラに参戦。シトロエンDS3 R5のミゲール・ヌーン、C3 R5のホセ・ペドロ・フォンテスを抑えて優勝を飾った。TERのシリーズリーダー、ジャンドミニコ・バッソはヒュンダイi20 R5で参戦したが序盤にリタイア。トランスミッションのトラブルが伝えられている。TERフル参戦組みの最上位は、プジョー208 T16で参戦したベルギーのヨアキム・ワグマンスで、9位フィニッシュだった。


54歳のWRCプライベーターチャンピオン、ギリシャ出身のジョルダイン・セルデリデスは、今季WRC2戦の参戦を計画している。まずはラリードイツで、Mスポーツが走らせる2017年仕様のフィエスタWRカーを駆る。セルデリデスは、ベルギー拠点のJモータースポーツのオーナーで、ドイツの企業クルーン・オイルから支援を受ける。

M-Sport


WRCフィンランドにR5マシンで参戦したガウラブ・ギルが、地元インドの2018−2019シーズン国内選手権第2戦コインバトレラリーに、インドでの参戦で使用しているマヒンドラXAV 500で参戦し、優勝を飾った。トルコでは、来月開催されるWRC戦前の最後のメジャーラリーとなるエシル・ブルサラリーが開催され、フィエスタR5のヤジス・アブキが、ファビアR5のブラク・ククロバを抑えて優勝している。

MRF


全5戦で開催されるラリーアメリカ選手権スノードリフト・サマーラリーは、フォード・フィエスタ・プロトで参戦したピオトル・フェテラが今季3勝目を飾った。前戦のコロラドラリーでは、ギアボックストラブルによりリタイアを喫していた。

Rally America


(Martin Holmes)



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