足立さやかがフィンランド選手権でクラス優勝「トップ争いはとてもエキサイティング」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

足立さやかがフィンランド選手権でクラス優勝「トップ争いはとてもエキサイティング」

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムでコ・ドライバートレーニング中の足立さやかが、5月18-19日に開催されたフィンランドラリー選手権第4戦SM O.K. Auto-ralliにドライバーのヤルコ・ニカラと参戦し、SM2クラス優勝を果たした。

ニカラ/足立組が参戦したフィンランド選手権第4戦は、高いスキルが要求される典型的なフィンランドの高速グラベルラリー。車両はこれまでと同じスバルWRX STIだが、今回はSM2規則に合わせてリストリクター径を縮小し、これまでのSM1からSM2へクラスを変更して参戦した。ニカラ/足立組は8つのSSのうち4つのステージでクラストップタイムを記録。合計99.76キロのステージをそつなく走り切り、ライバルと激しい戦いの末、2.4秒差でクラス優勝を勝ち獲った。

足立さやか
「トップ争いをしていたピエタリネン選手とのバトルはとてもエキサイティングでした。最終ステージの前、私たちのリードはたった2秒だったので、最終ステージはとにかくベストを尽くしました。午前のステージはたくさんルーズグラベル(砂状の砂利)がありとても滑りやすかったですが、2ループ目には道がきれいになっておりグリップが向上したので、より良いリズムでペースノートを読むことができました。素晴らしい経験ができたことをうれしく思います」

ヤルコ・ニカラ
「今回SM2クラスに転向したことで、ライバルに対する我々のパフォーマンスが比較しやすくなりました。今回してしまった唯一のミスはSS3のあるコーナーでワイドに行き過ぎ溝にはまり、数秒ロスしたことです。午前中のコンディションでは我々が選んだタイヤは少し硬すぎましたが午後に気温が上がってからはフィーリングが向上しました。ペースノートはとても良くなっていて、自信を持ってプッシュすることができました」

ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
「今回のフィンランドでは足立が非常によいパフォーマンスを発揮しました。今回、彼らの車両に相応しいSM2クラスに入ったことで、競争はさらに激しくなり、ペースノートを正確に読むことへのプレッシャーもより高まったことでしょう。それにも関わらず、足立はニカラをしっかりガイドし、優勝に導いてくれたことをうれしく思います」

フィンランド選手権第4戦 SM2クラス結果
1. ヤルコ・ニカラ/足立さやか (Subar WRX STI) 50:03.6
2. Henrik Pietarinen/Juha Lummaa (Mitsubishi Lancer) +2.4
3. Joonas Tokee/Jani Salo (Subaru Impreza WRX STI) +50.8
4. Esa Ruotsalainen/Hannu Lamminen (Mitsubishi Lancer) +54.9
5. Ville Hautam・ki/Enni Malkonen (Subar WRX STI) +1:23.0



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