イタリアラリー選手権第1戦で勝田貴元が総合4位、新井大輝が総合6位完走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

イタリアラリー選手権第1戦で勝田貴元が総合4位、新井大輝が総合6位完走

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムで育成中の勝田貴元、新井大輝、コ・ドライバーの足立さやかが、3月23-24日に開催されたイタリアラリー選手権の開幕戦、ラリー・イル・チョッコに参戦。勝田/マルコ・サルミネン組が総合4位、新井/グレン・マクニール組が総合6位、ヤルコ・ニカラ/足立組がR2Bクラス4位で3組揃って完走した。

3クルーにとって今シーズン初のターマックラリーとなった本戦は、イタリア トスカーナ地方の高速で滑りやすい道を舞台に15本のSS、合計SS距離153.91kmが設定された。 勝田と新井にとって、このラリーへの参戦は昨年に続き2度目。昨年はR2車両での参戦だったが、今年はフォード・フィエスタR5で参戦し、経験豊富な多くの地元ドライバーたちに交じりトップカテゴリーで戦うこととなった。一方、ニカラ/足立組はフォード・フィエスタR2Bでこのラリーに初参戦。足立にとっては欧州で初めてのターマックラリーへの挑戦となった。

勝田/サルミネン組は終始安定した走行でSS4からSS12まで5位をキ-プ。SS13で順位を一つ下げたものの、SS14で再度5位に浮上すると、最終のSS15では3番手タイムを記録し、最終的に4位でラリーを終えた。新井/マクニール組はブレーキペダルのフィーリングに悩ませられる場面もあったが、それ以外は安定した走行を貫き6位で完走。日本人ドライバーふたりが常に上位争いに加わり接戦を繰り広げ、両ドライバーともに難しいステージをミスなく走りきった。

ニカラ/足立組は序盤で電気系の不具合が発生し、ロードセクションでの修復を余儀なくされた。それにより、SS3への遅着で1分50秒のペナルティを受けることとなったが、それ以降は安定した速さを見せ、5つのステージでクラストップタイムを記録。SS3終了時点でクラス13位だった順位を最終的にクラス4位まで上げてラリーを終えた。

勝田貴元
「結果には満足しています。特に、最終ステージでトップと1.3秒差というタイムが出せ、順位を上げられたことはとてもうれしかったです。成長を証明できたと思います。R5車両での舗装路の経験はまだ少ないので、このラリーを通して多くのことを学べましたし、次のラリー・フランスに向けた良い練習にもなりました。舗装路でのペースノートとドライビングはまだ改善すべき点があります。ときどきアグレッシブになりすぎるので、もっとスムーズな運転をしなければならないと思っています」

新井大輝
「全体的には満足いくラリーでしたが、ブレーキペダルのストロークが安定しなかったことについては少しフラストレーションがたまりました。ペダルのフィーリングがコーナー毎に違ったのでブレーキの調整をし続けなければなりませんでした。ですが、それ以外についてはうまくいったと思います。ドライビングも常によくなっています。道の使い方を学ぶことができたので次戦に役立てたいと思います」

TOYOTA

足立さやか
「私たちのコンビにとって、初めてのR2車両、そして初めての舗装路ラリーでした。狭くて曲がりくねった箇所が多く、ペースノートを読むのがとても忙しかったですが、よい経験と練習になりました。リーディングはステージを重ねるごとに良くなりました。そしてヤルッコの運転への理解もステージ毎に深まり、特にいかにリアのグリップがなくなりやすいかを感じることができました。今回の経験をまた次につなげたいと思います」

TOYOTA

ヤルコ・ニカラ
「サヤカとの舗装路ラリーは初めてでしたし、自分自身R2車両で舗装路を運転するのはずいぶん久しぶりだったので、今回は大きな挑戦でした。序盤に車両のトラブルが出てしまったり、ペースノートのリーディングが少し合わなかったり、リズムを掴むのが難しかったですが、午後はとてもうまく行きました。自分の運転も徐々に良くなりましたし、サヤカのリーディングもステージを追うごとに良くなりました。多くの学びを得た有益なラリーでした」

ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
「勝田と新井はラリーフランスに向けてとても良いラリーができました。ミッコ・ヒルボネンが参加した事前テストでは、ふたりはヒルボネンから実戦に繋がるアドバイスを受けて新しい発見をし、本番では舗装路での運転の感覚を掴んで改善するという我々の計画通りにラリーを進めました。両ドライバーが最後までミスなくきれいな走りをし、結果にもつながったことをとてもうれしく思います。足立にとっては、彼女が慣れている日本やフィンランドとは異なる環境での参戦となりました。ラリー構成、ナビゲーション、ペースノートリーディング、全ての面で新しい挑戦があり、良い経験になったはずです」

勝田、新井は今回の経験を活かし、4月5-8日に開催されるFIA世界ラリー選手権第4戦ラリーフランス(ターマック)にフォード・フィエスタR5で参戦予定となっている。また、ニカラ/足立組は5月18-19日に開催されるフィンランドラリー選手権第4戦にスバル・インプレッサWRX STIで参戦する。

ラリー・イル・チョッコ 最終結果
1. Paolo Andreucci/Andrea Andreussi (Peugeot 208 T16 R5) 1:46:02.0
2. Andrea Crugnola/Danilo Fappani (Ford Fiesta R5) +20.8
3. Simone Campedelli/Tania Canton (Ford Fiesta R5) +29.7
4. 勝田貴元/マルコ・サルミネン (Ford Fiesta R5) +1:37.8
5. Rudy Michelini/Michele Perna (Skoda Fabia R5) +1:40.0
6. 新井大輝/グレン・マクニール (Ford Fiesta R5) +1:44.6

20. ヤルコ・ニカラ/足立さやか (Ford Fiesta R2B) +13:24.6



RALLY PLUS